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発達障害グレーかなと思ったら、まずは理解と受容を乗り越えましょう。

最初の壁:親の偏見と理解、受容。

私も軽度の知的障害を持つ小学生の子がいます。私達夫婦もはじめに中々受け入れる事が難しかったのを覚えています。
今は色々出来る事が増えてお医者さんからもどうしたらこんなに伸びたんですか?と聞かれるくらいになりました。
私たちの体験をお役に立てられればと思い記事を書いています。よろしくお願いします。

グレーゾーンの課題

馬の耳に念仏

もし、今あなたが自分の子に違和感を感じているとしたら、まずは障害について知識を少しずつ取り入れていきましょう。

発達障害は白黒付かない「グレーゾーン」に存在する場合が多いです。

この状態は親自身も不安を感じるだけでなく、誤った判断や偏見につながることがあります。

「そんな事あって欲しくない」
その気持ちは痛いほどわかります。

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都合の良い情報を人は見つけて安心したくなります。しかし、これはすごく大切な選択肢です。まずは正しい知識を身につけることから始めましょう。

知識の重要性

グレーゾーンにいるときこそ、正確な知識と理解が必要です。誤解や偏見を持ってしまうと、最善の選択肢を見失ってしまう可能性が高くなります。その結果、子供にとって理想的なサポートや環境を提供できなくなる危険性があります。

例えば、発達障害が「治るもの」と考えたり、多種多様な障害をひとくくりに考えたりすると最適な支援が得られない原因となり得ます。

大切なのはその選択は自分の子の成長にとっての最善であるかどうかです。

親の都合と子供の目標の切り分け

初めて発達障害に触れた親が犯しやすい誤りの一つが、子供ではなく、親自身の目標や期待に照らして行動を決定してしまうことです。このような親中心の目標設定は、長期的には子供の成長や自立にとって有害です。

例えば、親戚や友人、ママ友などからの視線を気にして、療育ではなく保育園に預けてしまった場合、子供は保育園では放置されるだけです。成長の機会を損失します。
自分がどう見られるかより、子供に、何を提供できるかを目標にする必要があります。
そのためにはまず正しい障害の知識と、受容することが不可欠です。

不安な気持ちはわかります。
20年後に良かったと思える選択をしましょう。それが親にとってもお子様にとっても幸せになります。

理解から受容へ

親がまずすべきことは、自らの偏見や先入観を解放すること。その上で、子供が抱える課題やニーズに対してオープンになり、彼らに最適なサポートや環境を考慮するよう心がけましょう。

療育を目指す

グレーであれば、最善の選択肢を視野に入れましょう。療育は健常な子にとっても有益な教育です。しかし、入りたいからと言ってすぐに入れるわけではありません。相談支援事業所などに相談しながら進める必要があり、地域によっては順番待ちのようなところもあります。
早めに行動することが大切です。

責任を持てるのは親だけ

最終的に意思決定の責任を持てるのは親だけです。周りの目や、周りの軽い気持ちの意見に振り回されないでください。

周りの目を気にしない

私達のケース

息子が3歳の時に療育機関であった事。

ある程度成長が見えてくると、療育の先生がお母さん達に幼稚園や保育園を勧めていました。
障害の枠のある幼稚園があり、そこで集団行動を身につけて行く事を勧めています。
当時は自然な事だと思い私達もその話を聞いていました。

聞けば聞くほど疑念が

幼稚園に必死にアピールして入園させたのに、子供ついていけないことを幼稚園からグチグチ言われお母さんも泣きながら通っているという事実。

それに耐えるのがママの役目だと盲信する療育の先生と幼稚園。宗教かと思いました。

うちの子も一度面接を受けて合格をいただき入学金も払いましたが、入学は辞退しました。入学金は戻ってきませんが、この選択は正しかったと思っています。

そもそも幼稚園の先生が、障害に対して理解がない。
子供が放置されて、子供ができない事を責められてお母さんが泣いている。

この異常な事態に誰も違和感がない。

幼稚園に通いたい。通常級に入れたい。

そこの事業所では、このような短絡的なゴールをみんなで目指していました。
それは先生と親が体裁の対処療法しか見えなくなっていたからだと思います。

私たちは別の母子分離型の教室に小学生までの三年間を通わせることにしました。この選択肢は子供の成長を見ても、夫婦共に良かったと思っています。

発達障害はシビアな問題です。だからみんな盲目になりがちです。長期的かつ子供の成長に軸を置いて考えましょう。
そして、最終的に決断できるのはあなただけなのです。それは家族だからです。

まとめ

発達障害という複雑な課題に対峙する際、親自身の理解と受容が不可欠です。特に、明確な判断が難しい「グレーゾーン」にいるときは、偏見を排除し、正確な知識を持つことが重要です。そして、受容する事で、子供自身の成長と幸福に繋がる最善の選択肢を見つけられると思います。

私達の少ない経験から発信しています。
参考になれば幸いです。同じ悩みを持つ人が一人でも減ることを願っております。

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