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「親のマインド・リセット」

前回、不登校の解決は「親のマインド・リセット」とお伝えしました。

どうすればよいかというと、「学校に行くことが当たり前という考えを改める」ということです。

じゃあ、そうします。といってすぐに受け入れられる人はほとんどいないと思います。

「勉強はどうするの?」
「昼ごはんはどうするの?」
「学校に休んだらどこにいけばいいの?」
「預け先がなければ、だれが子どもをみるの?」

心配事はたくさんありますね。
(って呑気なことを言うなよと突っ込まれそうですが…)

今の社会では残念ながら、子どもが学校を休めば、少なくとも一時的には親が仕事を休む必要は出てくると思います。

仕事を休んだら、家庭の事情によっては死活問題になることもあります。

しかしながら、とりあえず学校に行かないようにすることが必要で、
そのために親が仕事を休むことも必要です(本当に休めない場合は、祖父母や外部シッターに頼むことで代替することも要検討です)。

だって、お子さんは学校に行くことがつらくて不登校になっているのは事実です。

よくいじめが理由ということも聞きますが、その理由について本人にもわからないことが相応にしてあります。

うちの話を言うと、小学校一年生でいわゆる行き渋りになりました。

理由を聞いてもだんまりです(本人もわからないようです)。

当時、妻が0歳の赤ちゃんを抱っこして付き添い登校していました(教室にもいました)。

そうです。うちは無理やり行かせていました。

でも、よく考えてみてください。

お子さんが生まれた時、ほとんどの人が思ったと思います。


「元気に育ってほしい」と。


勉強で必ず一番になってほしいとか、大谷翔平のような有名な人になってほしいとか、淡い期待はあったかもしれませんが、とにかく元気にすくすくと育つことが願いではなかったでしょうか。

不登校ということは、学校に行くことで元気ではなくなるんです。

それなら、学校以外で元気になれる場所/ことを見つける必要があるんです。

まずは自分の家が一番の安心場所となる場合が多いと思います。

不登校となるときはほとんどの場合、子どもは限界に来ています。

やはり、家で休ませる必要があります。

このとき、親が学校に行かなくてよいと本気で思えることで、子どもの精神的な回復スピードはだいぶ変わってきます。

もし、復学のために学校に行くよう促したり、口では出さなくとも学校に行ってほしいと思っていたら、子どもの回復スピードは弱まるばかりか、悪化します。

親のマインド・リセットがない限り、子どもの精神状態は悪いままです。

子どもが元気であることを願うのであれば、どうか、このことは理解してほしいと思っています。

次回、どうやってマインド・リセットしていったのかご説明します。



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