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ランドセルが問題なのか

定期的に話題になる子どものランドセル。

画一的で、なぜこの形なのか、そして重くて高いのではないか。子どもの成長に合わせて買い替えできたほうがいいのではないか、など。いろんなご意見がたくさんある。

つい最近も、子どものアイデアに大人が批判する、というよくわからないことが起きている。

5年前の娘のときから、すでに「ラン活」のサイクルはできあがっている。
いまどきのランドセルは本当にたくさんの色がたくさん増え、鞄屋はこぞって工夫を凝らしたものを作る。土屋鞄や山本鞄など、有名店の展示・お試し会は入学の1年前の春から行われ、予約しなければそれすら参加できず、もちろん早めに買わないと人気の色やモデルは売り切れる。こうしたブランドのものは5万円以上するけれど、ニトリやイオンで買えば少し安い。本当に安いものなら、年末駆け込みで楽天などで型落ち品を買えば、立派なランドセルが1万円くらいでも買える。

でも、結局色々悩んで、保証がついて形が崩れにくく、娘の好きな色があって、そこそこの値段のランドセルを6月くらいに早々に予約購入した。早くも5年経つけれど、全然へたれないし、高いだけある。

もちろん、こうした「ラン活」の流れはおかしいと思い、ひとこと言いたくなる。ただ、ほかにもたくさん子育ての悩み事はあるのに、こんなところでいろいろ考えても仕方ないし、さっさと買って解決してしまったほうがいい。そして買ってしまえば、もう悩むこともないし、問題視しなくなってしまう。流れに逆らわないって、楽だ。私はよく逆らっちゃうけれど。

最近だと、サステナブルとか、環境への配慮、みたいなのも、こだわりの要素として加わっているらしい。ナイロンの少し軽いものも増えている。

実際、大手のセイバンでも1kgを下回る重さのものもある。じゃあ代替で使えるもので、一番軽いのはなんだろうというと、ナップランドという小樽市で使われているらしい鞄が660g。ことゆくraccuというランドセルが680g。軽くする、といってもこのあたりが限界なのかもしれない。

市販のリュックだと、実は意外と重かったりする。よくみかけるノースフェイスのボックス型のリュック、たくさん入って便利なんだけど、これも実は1kg超えている。軽いもので、だいたいやっぱり600~700g。

私自身、会社に行くときのビジネスバッグでとにかく軽くてPCが入るもの、をひたすら探して、ようやく見つけたのが、ACEのバッグだった。

これが450g。大人だって鞄は軽いほうがいいし使い勝手がいいほうがいい。
たくさんポケットもあるし、軽いし、電車の中でもすぐ手前に鞄を寄せられる。13inchのPCもちょうど入る。すごく便利に使っている。

個人的には、ランドセルのほうをどうにかするより、教科書を完全に電子化するとか、持って帰らなくてもいいようにするとか、持ち物・荷物を減らす方がいいと思う。朗読の宿題は、朗読の箇所だけプリントかデータ化して送ったらいい(そうしてるところもあると思う)。教科書一つなくなるだけで、200gくらい簡単に変わるのだから。

どんな色のランドセルを選んでもいい時代になった今。どんなランドセルを選んでもいい、どんな鞄を選んでもいい時代、と変わっていくだろうか。


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