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言葉の暴力

また今日も誰かがTwitterで殴られている。

一度炎上すると、ものすごい勢いで多くの人が集まり、寄ってたかって一人に対して言葉の暴力を振りかざす。

いつからTwitterはこうも気持ち悪い世界になってしまったんだろう。

誰かが少し失敗して炎上すると、全く関係ない人でさえも、ひどい言葉を浴びせる。匿名なのを良いことに好き放題の暴言だ。

もはや物理的に殴るよりも圧倒的にたちが悪い。物理的に殴られたとしても、ある程度の傷は時間が立てばちゃんと治る。言葉の暴力によって心に付いた傷は、時間が立てば治るとは限らない。

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また一人、SNSでの誹謗中傷で命が絶たれた。

KARAのハラ、親友のソルリ、2人ともSNSの誹謗中傷が原因と言われている。

投稿した側はきっと対して考えもせず、投稿していたのだろう。だが、その投稿が人の命を奪うまでに至る。

見も知らない不特定多数の誰かに、日々殴られ続ける気持ちがどれほど辛いかは想像できない。

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こういった事件が起きてからも、SNSでの集団リンチは続く。
もちろん、炎上するということは、何か悪いことが発覚してしまったわけではあるが、有名人だって人間だ。時に失敗することだって、魔が差してしまうことだってあるだろう。

世の中に完璧な人間なんていない。誰しも良い部分と悪い部分を持っている。人前に出る仕事をしている人は、一般の人よりも炎上のリスクを考えて良い人であるよう気をつけてはいると思うが、それでも完璧な人なんて誰もいない。

あなたが殴っている相手は、同じ人間だ。画面を通したその先には同じ世界を生きている人間がいることを、どうして想像できないのだろう。

一度失敗したら、日々のストレスを晴らすかのように寄ってたかって殴りまくる。そういう人に問いたい。あなたは何もやましいことのない完璧な人間なのかと。

その画面の先には同じ人間がいること。誰しも完璧な人間なんていないこと。殴る前に一歩止まってちょっと冷静になって、相手のことを想像できる人が増えてほしい。

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