AIW セミナー第二回: ひとりひとりが、21世紀型教育を創れるということ。


先日、1/24(日)に3回連続だった、Bruce King教授との3回セミナーが終了しました!!

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録画視聴を含め、60人以上、最後のセミナーにはライブで30人以上の方がご参加くださいまして、非常に有意義な会になりました!!

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イベントの満足度も10点満点で、
平均 9点! 

あなたにとって内容はあなたの実践をよりよくするものでしたか?
平均、8.8点!

そして、後からのリフレクションでは、

心を込めてくださっていることがとても伝わってきました。

3回のセミナーを通して、実際に自分でやってみる、までイメージが出来る内容だったので(よかった)!

自分の授業プランを少しだけ変えるだけで生徒の学びが大きく変わりそうだ

などなど、本当に思いのこもったコメントをいただき、本当に嬉しかったです!!

では、第2回と3回、どのように学びを深めて行ったのでしょうか??


・・・っとその前にミニゲーム


みなさん、今から歴史のミニクイズに答えてもらいます!!

今、大河ドラマでやっている「麒麟がくる」でも有名になった・・・明智光秀の、常識問題ですよ〜〜〜!

みなさん、何問中、何問解けるでしょうか??


それでは、1分以内に答えてください。


レディーーー、ゴーーーー!

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答えは下記!



終了〜〜〜!答えはこちら。

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・・・・


解けましたか??


社会科の先生以外は、

「そんなの、忘れたわ!」


と思われた項目もあったかもしれません。

ただ、今のようなテスト勉強ばかりにになってしまえば、


生徒たちは、テストが終わった瞬間に、「そんなもの忘れたわ!」で済んでしまう穴埋め問題、現実に活きない演習問題のようなものばかりやることになってしまいます。

小中高、そして大学を合わせれば、16年間。私も含めて、「そんなもの忘れたわ!」で済んでしまう勉強ばかりをしてきました。

当然、カリキュラムなどの制限はあるのですが、

AIWフレームワークを使って、

少しづつでもいいので、
「オーセンティックな(本物の)学びを、入れていきませんか?」

というのがBruce King 教授からの提案です。

そして、「先生が発問を変えれば、生徒はオーセンティックな学びができる」のです。そのやり方を下で見ていきましょう!


※オーセンティックな学び(本物の学び): 端的に言えば、「実用的で、大人になってから活きる」学びのことです。(参照:「本当の学びってなんだろう?」)

オーセンティックな学びを知る。

では、オーセンティック な学び、とはなんでしょうか?

それを成り立たせる3つの要素は下記の3つになります。

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そして、具体的には、「ルーブリクス評価」で、3-4段階で、各観点が満たせているかどうかを判断することができます。

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さらに・・・・・ちょっと難しくなりますが、

Construction of Knowledge (知識の構成)の中にある、「高次の思考」とは、創造、評価、分析、応用といった作業のこと。

この思考活動をさせているかどうかが

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そして、実際に、最初にやった明智光秀の穴埋めテストを、3観点を踏まえて改善したタスクの例。

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こうしてみてみると、生徒に対して、考えたり、自分の意見を述べることを要求しているわけです!

そして、先生方は実際にやられる時には、文章の文字数を指定したり、教科書から具体的に引用させるなどして、自分自身の考えを構成させるように心がけます。

・・・こうして聞くと、

「ああ、できる子供やる活動でしょ。」

「うちの子は基礎ができていないからまずは基本から」

と言って、結局は穴埋め問題に戻ってしまうケースがあります。


「学力がないから、まずは基本から」というのは事実なのでしょうか?

・・・・データを見ると異なる事実が見えてきます。


オーセンティックな学びの、「不都合な真実」


自分で考えたり、作文したりする作業は本当に賢い生徒だけがやるものなのでしょうか??

学力が低い子は、「まずは基礎」をやった方がいいのでしょうか?

事実、Bruce Kingの長年のリサーチでは、

「知的障害を持った子」

「学力が低い子」

「経済的に恵まれていない子」

であっても、

オーセンティックな学びをした方が学力が伸びる

というデータが出ています。

下記グラフは、「経済的に貧しい子の学力」こそ、オーセンティックな学びによって伸びやすい ことを示しています。

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次の表では、実は、

オーセンティックな学びをしていると、

「障害を持った子」でさえ、普通の子よりも学力が上回ってしまった、

というデータです。

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つまり、

どんな生徒でもオーセンティックな学びをした方が、学力が伸びる。

そして、可能な範囲において、実践をオーセンティックなものにしていくと良い

ということになるのです。

改善点を考えるワークショップ

セミナーでは、AIWの3観点に慣れ親しむために、あえて、「いまいち」なタスクを評価することで、改善点を探りました。

先生が出した課題↓

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生徒の提出物↓

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↓発問に対する評価・改善できる点を皆で考えます。非常に真剣です。

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↓さらに3人グループで

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そんなわけで、第二回は終わっていきました・・・・。


まとめ・・・・

第3回まで、全て書いてしまいたかったのですが、
なかなか内容が濃く、すべては書ききれませんでした!><

今回は第二回までの内容とさせていただきましたが、みなさん、AIW (Authentic Intellectual Work) の考えは見えてきましたでしょうか??

なるほど!と思ったら、スキや、シェアをしていただけると嬉しいです!

第3回は別途アップさせていだたきます!!!

To be continued




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