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子どものこれからの教育について

私には、小学校に上がった6歳の娘がいる。保育園に入った頃は、泣き虫でとても怖がりの子だった。でも、保育園で共同生活に慣れるにつれ、次第に逞しくなっていった。

子どもには、読書を習慣化してたくさん本を読んで欲しい。ある日、「齋藤隆のこくご教科書小学一年生」を買ってきて、一緒になって読んでいる。

子どもと一緒に素読

この本には、古典や良書がたくさん掲載されている。福沢諭吉の「学問のすすめ」、宮沢賢治の「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」「よだかの星」、坂村真民などの詩、芥川龍之介「蜘蛛の糸」、太宰治「走れメロス」、枕の草子、平家物語、万葉集、小林一茶などの俳句、実語教、論語など多岐に亘り、小学中学年から高学年で読むようなレベルのものが並んでいる。

私がまず朗読して、娘がそれを真似ながら音読している。まるで、昔、寺子屋でやっていた素読のように。おかげで、娘はかなりの部分暗記して誦じられるようになった。

意味は後からついてくると思って、今は、古典の音感を大切に、繰り返し音読した方が良いと思うことにしている。

心の中にフックをかける

ある日、アメリカに住む子育て中の方から子どもの教育について、いろいろとアドバイスをもらった。「子どもに理解できない高度なことでも、なんでも口にして話すようにする。記憶にフックをかけることがとても大切だ」

実践して学ぶ

また、こうも言われた。「単に知識を覚えるだけではなくて、実践して学ぶことが大事だ」

合衆国建国の父であるベンジャミン・フランクリンの言葉にも「言われたことは忘れる。教わったことは覚える。やったことは学ぶ」とある。身につけた知識は、実践して体に覚えさせて初めて身につくということだ。

R&Rを教える

そして、子どもには「R&R」を教えなさいと言われた。これは、Reasoning(リーズニング/論理的思考能力)とResourcefulness(リソースフルネス/問題解決能力)を意味している。

リソースフルネスは人生を豊かに生きていくうえで、極めて大事なスキルである。リソースフルネスとは、目的の実現や、問題が起きたときに、自分の持っている能力を、どう最大限に生かして解決するかという能力。これにはクリエーティビティーも関わってくる。これは、いま、アメリカの最先端の教育の考え方である。

とにかく、子どもになんでも経験させることが、今はとても大事。失敗を覚えさせることも大切なので、どんどんチャレンジさせてみようと思っている。


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