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「今日はゴリラの日」の災難。

今日は2か月に1度の”髭の脱毛”に行ってきた。

場所は有名人も通うというメンズ脱毛御用達・”ゴリラクリニック”である。


名も知らない人からみれば、ゴリラクリニックという名前だけ聞くと「コスト削減のためにスタッフが全員ゴリラなんだろう、ウホウホなんだろう」と思われるかもしれないが、そこは安心して頂きたい。
スタッフは全員しっかりとした人間だ。

場所は都内に数か所あり、1回15分ほどで施術は終わるので気軽にカフェに行くように、「ちょっとゴリってくるわ」といった感じで通うことができるし、顔も綺麗になるうえ、スタッフのお姉さんも美人揃いなので意外と行くのを楽しみにしているのである。


しかし、今回はいつもと違った。

なぜならば、施術が終わりに近づいているということもあってか、ついに私の顔を完璧につるつるにするために、今回から脱毛レーザーの出力をさらに強くするのだという。

「今回は・・・・辛いかもしれません」

そうスタッフのお姉さんが私に告げた。

始まる前は「そうは言っても大した痛さじゃないだろう」とたかをくくっていたのだが、実際に施術をされるとこれが異常なほど痛かった。

もう字で表すとすれば、痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛いくらい痛かった。

施術してくれたスタッフが美人のお姉さんじゃなかったら、口を半開きにして、白目を剥いて、よだれをダラダラ垂らしながらダブルピースをしていたと思う。

よく言う「輪ゴムで弾くような・・・」というレベルから逸脱し、もはや火炎放射器で炙られつつ、鉄釘たわしでゴシゴシされているレベルであった。
麻酔をしていなかったら、間違いなく人類初の脱毛レーザー死をしていただろう。


施術後、あまりの痛さもあって「もう絶対来るもんか!今回で終わりだ!」と思ったのだが、スタッフのお姉さんが「よく頑張りましたね!次も頑張りましょうね!」と言って、とても可愛らしい笑顔で私の背中をさすってくれた。


「・・・はい!もちろん!次も頑張ります!」

私は満面の笑顔で元気に返事をした。

そう、男とは本当にゴリラのように単純な生き物なのである。



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