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看護師の医療機関の受診同行について

皆様お疲れ様です。自分は現在保険外サービスの活動を行っています。そこで日々感じていることをnoteにまとめています。今回は医療機関の受診同行について記載していきたいと思います。
訪問看護の仕事をされている方はよくご存知だと思いますが、医療機関の受診同行は介護保険対象外となりますので、基本は保険外サービスの対象となります。

全国的に見ても、この状況ではヘルパーを受診同行させているケースが多いのではないでしょうか?看護師が受診同行するケースは余り多くないと思われます。
今回noteに受診同行のことを記載しようと思った理由として、難しい病状の利用者の場合、ヘルパーでは対応が難しいと感じたからです。
ヘルパーが受診同行すると大抵の場合は以下の行動になると思われます。

①依頼者から受診の依頼が入る
②受診に付き添うが、事前に聞いて欲しい内容があれば、メモしておき、受診時医師にメモを渡す
③依頼者を帰宅まで付き添う

以上の様な行動パターンになりがちだと思います。ここで何が抜けているか分かりますか?恐らく看護師の方々は分かると思います。
答えは、医師の診察結果、検査結果、今後の方針、、、つまりICの内容になります。その情報を元に、看護師の意見を整理し、アセスメント、スタッフ間の情報共有から、看護展開していく。ここに支障が出ることになります。もちろん、病状が軽い方の受診同行ついては、ヘルパーのみの対応で問題ないと思われます。例えば定期受診や薬を取りに行くのみの場合など。
ただ必ずしも受診同行=ヘルパーとはならない事例も結構あるということを全国のケアマネ含む医療福祉関係者は知っておいて欲しいと感じています。

上記の情報が不十分だと、看護師の行動指針を立てることが出来ません。その結果、関係者もしくは医師に再度意見を聞くことになり、大変非効率となります。病状がシビアな依頼者の場合は、そこが命取りとなりかねません。
状況に合わせて、看護師の受診同行は必須のオプションだと思われます。何度も繰り返しになりますが、大事な視点は医師からの情報です。
訪問看護をされている看護師の方々は、病院受診については一度は悩んだ経験があるのではないでしょうか?自分もその中の1人です。何故悩む必要があるのか?それは介護保険対象外であることや、依頼者の経済状況に依存してしまうケースだからです。その為、費用の安いヘルパーを利用するケースが多くなるのだと思われます。しかし、医療者だからこそ分かる情報や、受診後の依頼者の生活を看護の視点で支えていくのは、看護師の強みだと思ってます。
今はまだ数少ない看護師の受診同行ですが、将来的にはオプションの一つとして、普及して欲しいと願っています。

今回は以上になります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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