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ゆるくやり抜くことの大切さ

こんにちは、Takahideです。

最近SNSで自己啓発やビジネス系のアカウントとして発信される力強い言葉に触れる機会が増えたのだが、ポジティブな気持ちになりやる気をもらえる時もあれば、その時の精神状態やそれぞれの生き方のスタンスによっては、押し付けられるような感覚を持つ人もいるんだろうなと感じている。

多くは「いろんな人に絡んでいこう」、「自分を真似れば成功できる」、「結果が出るまで継続しろ」、「会社に使われずに、好きなことやって生きよう」という主張であり、立ち止まっていると置いて行かれるような気分になったりもする。確かに、現状を変えるためには待っていても誰も助けてくれないし、チャンスも掴みとれる態勢でいることが大切だというのもわかる。

私は昨年、会社を設立したのだが、設立までの準備期間は1年程度であった。前半の半年間は情報収集のため、モデル事業を探すことと融資を受ける際に優遇されるセミナーに参加することぐらいで、実際にやると決めてからは後半の半年ですべて完了した。

そしてその間には、多くの「こういう事業をやってみたい」、「こんな風にできたらいいな」との声を聞いてきたが、はじめて会ってから2年近く経って実際に起業した人は、その中に1~2人しかいない。

なので、私はなによりも大切なのは『瞬発力』『やってみた』の精神だと思う。何かを始めようとするとき、多くの人は入念な準備をしようとする。その裏には絶対に失敗しないようにとか、カッコよく始めたいという思いがあったりする。恥ずかしながら自分はそうだった。けれど、目的がしっかりしていれば、まずはすぐに始めて、経験してみることが最強の武器になる。

見栄や恥ずかしさから解放されることが第一歩だと言えるかもしれない。そうして一歩踏み出せたなら、次はそれをいかにして続けていくかを考えると良い。事業を始めるうえで、周囲からは「覚悟」について触れられることが多かったのだが、最初こそそんな気持ちも強かったかもしれないが、余計なプレッシャーを背負うだけだと思うようになり、やりたいことができている今を長く楽しめるようにすることが一番であると考えてから、かなり肩の力も抜けた。今ならゆるく思い描いた未来に向かって全力で取り組める。

誤解なきよう、ゆるくというのは「楽をして」とか「手を抜いて」という意味ではなく、一緒にいる家族や仲間(従業員も含む)を大切にできる心の余裕を持つという意味である。

そして、起業したりやりたいことをやって生きている人が偉いわけでもなんでもなく、雇用されていることで得られる経験も楽しさも当然あって、誰かの強い言葉に影響されて自分に合わないスタンスをとる必要もないし、その中でゆるくやり抜くというのも一つの方法であり選択だなと最近よく思う。



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