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幼児における遊びとはなに?

こんにちは、TAKAです。

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さて、本題に移ります。

幼児の心身の発達には、遊びが重要な役割を果たすのは昔から共通していることです。

近年、幼児の体力低下が問題視され、運動量(身体活動量)の低下が原因であると言われています。

以前も紹介しましたが、幼児の遊びから3つの「間」が失われつつあります。

① 空間
② 時間
③ 仲間

詳しくは以下を参照ください。


3つの間が失われつつある中で、幼児の遊びの内容も変化してきました。

「外で活発的な体を動かす遊び」から「室内で体を動かさない遊び」へとテクノロジーや近代化が遊びの変化を促進させています。

しかし、幼児は遊びの経験から、生きていくために必要なスキルを身につけていきます。そのため、幼児の健康増進、運動能力の強化、認知的能力の成長には遊びが欠かせません。

幼児が様々な経験をするには、遊びも多様的なものになれば幼児の成長に良い影響をもたらすことができます。

今回は、ロジェ・カイヨワが提唱した「遊び」の性質を少し紹介したいと思います。

幼児が十分な身体活動を行い、体を使った経験を増やすために遊びのバランスを考えてあげる必要があります。

では、遊びの性質はどのような分類に分けられるのでしょうか?

ロジェ・カイヨワは遊びを、「競争(アゴン)」「運(アレア)」、「模擬(ミミクリ)」「めまい(イリンクス)」からなる4つの分類に分けました。さらに遊びの質が低いものを「遊戯(パンディア)」、質の高いものを「競技(ルドゥス)」で示しています。

「競争(アゴン)」は、競い合うことが目的となる遊びです。

遊戯:かけっこ、ドッヂボール、縄跳び大会、玉入れ、騎馬戦、リレー、竹馬競争
競技:陸上競技、野球、サッカーなどスポーツ全般

「運(アレア)」は、運が勝敗を決める大きな要素となる遊びです。

遊戯:じゃんけん、裏か表を選ぶ遊び、ルーレット(人生ゲームなど)
競技:宝くじ、競馬、競艇

「模擬(ミミクリ)」は、真似ることやイメージしたことになりきる遊びです。

遊戯:まねっこあそび、劇あそび、おままごと
競技:演劇、時代劇など見世物全般

「めまい(イリンクス)」は、めまいやバランス感覚が大きく関わる遊びです。

遊戯:回転する遊び、ぶらんこ、マット運動、鉄棒運動、ジェットコースター、メリー・ゴー・ランド
競技:スキー、フィギアスケート、登山、サーカス

もし、「競争」の強い遊びのみを行っていたら、「運」や「模擬」、「めまい」の要素から学ぶ機会が少なくなってしまいます。

例えば、かけっこを経験させるために常に誰かと競争させるだけではなく、借り物競争(運)やぐるぐるバット(めまい)、カニ走り(模擬)など多様化して取り組むと1つの運動からより多くの学びを作ることができます。

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遊びのバランスを意識して子どもに取り組ませるのは、保護者にとってなかなか大変だと思います。そこまで考えていたら遊んでられないわ〜と感じてしまうかもしれません。
僕も、この記事をまとめながら少し混乱してきました。笑

僕がお伝えしたのは、特に幼児の成長を促す役割のある保育士や教師の方々には、遊びの性質を理解した上で、幼児と遊んでほしいということです。

幼稚園や学校は、幼児が平日の1日の半分を過ごす場所です。その活動の中で遊びの内容が極端なものになると、例えば、競争要因が大きいと「運動するなら勝たないといけない」や「負けたら楽しくない」などの気持ちができてしまうかもしれません。しかし、遊びの性質をバランスよく組み込むことで、幼児が獲得するスキルはより多様性のあるものになります。

多様性のある遊びで幼児の運動能力がますます促進されると思います。

なので、みなさんのお子さまが普段どのような遊びをしているかを振り返り、足りていない要素があるなと思ったら少し、アイデアを上げてみてください。

また、保育士のみなさん。運動遊びを活発的にさせたいけど、場所や環境の制限で難しいと感じている方がいるかもしれません。

僕も、活発的な遊びを幼児に提供させるためにたくさん悩んできました。ついつい新しい運動に手をだしたくなりますが、今行っている遊びに少し違う要素を加えてみるのも効果的だと思います。

一緒に模索していきましょう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

幼児の運動に関する豆知識を発信しています。
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それでは、またお会いしましょう。

TAKA

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