僕と野球の10の物語③
今日は千葉ロッテジュニアの二次選考会当日だ。僕の少年野球の監督も応援にいてくれている。
1番記憶にあるのが、車から降りると、サングラスをかけた170センチくらいの選手がいました。彼は結果として、この選考会に合格する怪物だったのです。目に病気を抱えているため。サングラスをしていたのです。遠投も化け物で会場がざわつくほどでした。
今回の審査内容は技術面だ。バッティング、ピッチング、守備力をアピールする場面だ。
僕はポジションは投手と外野手でエントリーをした。
ピッチングは自分的には好調だった。ランダムで捕手の選手と組むことになったのだが、正直に言って、捕手の選手が僕とは相性が悪かった。
僕は投手の時、投げる瞬間まで、ミットを下げないでほしいのだ。的はずっと意識していたい。バッティング面は、もともと、すごいうまいレベルではなかったので、だれの目にも止まることがなかった。
面白く、その時バッティングマシンにボールを入れていたのは前年度のマリーンズジュニアの選手で、僕の小学校の先輩だった。
守備は本当に一瞬に終わっていったのを今でも覚えている。
その時、僕はある光景を目にします。スタンドに見覚えのある選手が3人います。同じ地域のチームで、この地域ではとても強く全国的にも有名な「浦安ニューラッキーズ」の選手だ。後で話を聞くと、彼らは前日、ジャイアンツジュニアの選考会に合格したらしい。そしてマリーンズジュニアの選考会の様子を見に来たのだ。
怪物が同じ地域にこんなにいるとは、、、正直驚きました。
僕は2次選考で落ちてしまいましたが、この場でたくさんの友達を作りました。その友達が今後、まさかいろんな場面で僕の人生と関係してくるなんて思いもしませんでした。
僕はたくさんの選手を目の当たりにして、たくさんの刺激を受けました。
自分のチームでは1番なのに、少し外に出るだけで、手足がうまく動かないくらいの圧をかけてくる選手がいました。
僕以上の本気を感じたんのです。
そして月日が流れ、ある日、父のもとに僕のチームの監督から電話がありました。内容はこうだ「息子さん、浦安の選抜チームに声かかってるよ!」と。
僕も父も、何のことかわからなかったが、とてもうれしかった。
葛南地域代表として選抜チーム同士の大会に出れることになったのだ。
僕のことを選考会で観てくれていた人物が確実にいたのだ。
浦安選抜は、ジャイアンツジュニア3名、千葉ロッテマリーンズジュニア1名、ニューラッキーズから3名、そして各チームからの選抜選手で構成されています。
そしてそこにもう1人見覚えのある選手がいました。僕は幼稚園の頃から空手を続けていて、とても仲の良い友達の姿です。
選手みんなが集められ、背番号、ユニフォームが配られました。
そして大会に向けて合同練習が定期的に行われるようになったのです。
そこで僕はずっとやりたかった、投手にチャレンジすることになります。
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