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8/8 月組 桜嵐記 マチネ観劇 上田久美子先生凄い

月組の桜嵐記を観てきました。
2階9列のA席です。
実は、これだけ色々見て来たのに、月組を劇場で観るのは初めてで、しかも東京宝塚劇場も初めてでした。

東京宝塚劇場は、劇場全体が宝塚大劇場よりもこじんまりとしてて縦に長くて、梅芸みたいでした。
舞台に集中、って感じ。

桜嵐記を観てきました、と書いたのは、理由があって、14:00からワクチン摂取が入っていたので、本当に桜嵐記しか見れなかったんです泣
Dream Chaserも見たかった…

でも桜嵐記1本で、もう十分お腹いっぱいになるくらい満足したので良かったです。

上田久美子先生は本当に凄いと思う。

あんまり宝塚っぽくないと言うか、宝塚からよくこんな凄い作・演の方が誕生したなぁと思います。
後村上天皇の忠義のシーンは見事でした。
演出手法が小劇場っぽいというか、並の劇団でやりたいと思って出来ないことを、宝塚というパワーを使って表現にこぎつける感じ、相当な技術・力量だと思います。

月組の皆さんは本当に演技が上手ですね…
鎌倉末期室町初期っていう馴染みの薄い時代に、違和感なくタイムスリップした気分になりました。

日本史選択とは言え、南北朝時代はあんまり知識が無いのです。
仮名手本忠臣蔵で卒業論文を書いたので、高師直がすっごく悪役であることはすんなり入ってきました。
南朝側の置かれた厳しい状況、そんな中でも咲き誇る吉野の桜の美しさ…

滅びの美学。
でも退廃的ではなくて、華やかさがありました。

珠城りょうさんは、若手から大抜擢されてることは知ってたんですが、都合合わず月組を観に行かない人だったので、最近になって配信でIAFA、夢現無双、BADDYを観て、大らかな魅力に惹かれました。
初生観劇が退団公演、という悲しいことになってしまいましたが、兎に角格好良かったです。


素敵な芝居のあと、名残惜しくも劇場を去り、天ぷらとお蕎麦を食べ、ワクチンを摂取。
既に腕が痛く嘆いているところに、閉会式でタカラジェンヌ登場。

宝塚デーな一日となりました。


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