無垢里
清々しく、しかも長い時をかさねた
空気がただよっている
明治なかごろの
蔵そのままの茶房・無垢里(むくり)
函館の豪商の別宅として建てられ
大正半ばに増毛の造り酒屋が主となり
戦後、銀行支店長宅、女学校の寮……と
時代の波を乗りこえて
現在の輪島・加藤さん姉妹の二家族の手に
納まった
姉妹は
蔵の隅々まで磨きあげ
その佇まいが人をひきつける
畳に座りたいと
国外からも客が訪れる
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清々しく、しかも長い時をかさねた
空気がただよっている
明治なかごろの
蔵そのままの茶房・無垢里(むくり)
函館の豪商の別宅として建てられ
大正半ばに増毛の造り酒屋が主となり
戦後、銀行支店長宅、女学校の寮……と
時代の波を乗りこえて
現在の輪島・加藤さん姉妹の二家族の手に
納まった
姉妹は
蔵の隅々まで磨きあげ
その佇まいが人をひきつける
畳に座りたいと
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