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バスケと旅行と戦国が好き 文章力を高めたいと思ってnote始めました。

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最近の記事

夏目漱石 夢十夜「第五夜」 全5回⑤

さあ、いよいよラストです。 6.謎に満ちたラスト 第五夜のラストは謎に満ちています 「蹄の跡はいまだに岩の上に残っている。鶏の鳴く真似をしたものは天探女である。この蹄の痕の岩に刻みつけられている間、天探女は自分の敵である。」本文より 何故処刑されたはずの自分がこのようなことを知っているのでしょうか。 鶏が鳴くまでに女が来なかったら自分は殺される設定だったはずです。さらに「蹄の跡の岩に刻みつけられている間、天探女は自分の敵である」これはどういった意味なのでしょうか。

    • 夏目漱石 夢十夜「第五夜」 全5回④

      いよいよ後半戦です。気合い入れていきましょう! ⑤なぜ女に通じた? さて、ここで少し、夢だから何でもありだと考えないと答えが分からない謎について書きたいと思います。 それは、なぜ女は自分が会いたがっていると知ったのかということです。 敵陣で自分が女に会いたいと言った後、いきなり女が馬を出す場面になっているのですが本当に謎です。 いくら考えても、夢の中だから伝わったという答えしか思いつきません。 ただ、夢だからという答えにも根拠が全くないわけではありません。 本章で

      • 夏目漱石 夢十夜「第五夜」 全5回③

        さあ、全5回の真ん中まで来ました。張り切っていきましょう! ③潔い死とやり残したこと/捕らわれている者と駆ける者 死を選ぶけどもやり残したことがあるから少し待ってくれ。 この展開、太宰治の『走れメロス』でも使われています。 ▼走れメロス▼ 暴君ディオニスを殺そうと城に乗り込み捕縛されたメロスは妹の結婚式を挙げるために三日間の猶予をくれと申し出ます。親友のセリヌンティウスを人質として。 「少しずつ沈んでゆく太陽の、10倍も速く走った」という表現は非常に印象的です。

        • 夏目漱石 夢十夜「第五夜」 全5回②

          それでは夢十夜「第五夜」の2回目やっていきましょう。 ▼第一回はこちら▼ ②鶏の鳴き声について 此の話に於いて最も重要なファクターはなにか。それは鶏の鳴き声であると考えます。 古来より鶏の鳴き声というのは人を騙す目的でよく使われてきました。 その最たる例が「函谷関の故事」です。秦国に捕まった斉の孟嘗君は中国随一の鉄壁さを誇る函谷関の関門(図1)を夜中に抜け出しての脱出を試みます。 しかし門は朝になるまで開きません。そこで部下に鶏の鳴き真似をさせ門番に朝だと思わせて

        夏目漱石 夢十夜「第五夜」 全5回⑤

          夏目漱石 夢十夜「第五夜」 全5回①

          おはようございます。こんにちは。こんばんは。 中高一貫校生のCal bear です。本記事では夏目漱石が書いた 「夢十夜」の第五夜について僕なりの考察を記しました。 そもそも夢十夜とは? 夢十夜とは文豪・夏目漱石が明治41年に執筆した小説です。 その名の通り、10個の夢の話が書かれている作品で 第一夜から第十夜まであります。 一人称で描かれており、「漱石自身が見た夢」という設定になっています。 夢十夜を読みたい人はこちら👇 その10個の中でも今回は第五夜について書

          夏目漱石 夢十夜「第五夜」 全5回①

          レモネードの歴史

          ども中高一貫校生のCal bearです。 今回は【レモネードの歴史】について書いてみました。 別段深い理由もありません。ただ気になったからです。 ラムネの原型といわれるレモネードですがその起源は一体いつどこで生まれたのでしょうか。 やはりレモネード大国アメリカ? それとも柑橘類の栽培が盛んな地中海の国々? 本稿では世界史の立場からレモネードの歴史について紐解いていきたいと思います。 では、いきましょう Let's do this ※短期間で調べてまとめたので

          レモネードの歴史

          お金が増える強化書【要約】 フェルミ漫画大学引用

          お金を増やす方法は三つだけ お金が増えない人の五つの特徴 自己投資で収入を増やそう 自己投資でお金の波に乗る 勉強する人ほど収入が増える 副業選びは慎重に行う⇒本業と少しでも関連を 初心者はつみたてNISA⇒投資信託で長期保有 初心者はインデックスファンドを選ぶ

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