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自分のしたいことはライターじゃないかもしれない、あとは周りを見た方がいい話(まとまりゼロ)

webライターといえば、クラウドワークスとか何とか開いて一日中パソコンとにらめっこをする類のことを最初にやらされる。人脈も何もない状態でフリーランスとしてやっていこうものならばだれもが通る道であろう。何時間もずっとスタバの席を動かずにコーヒー1杯でいつまでもカタカタしている人はきっとそう言う人なんだと思う。いい加減カフェのシステムとして一人当たりの席の確保時間を厳重に管理するべきだ。じゃないと札幌の中心部のスタバを初めとするカフェチェーン店はどこもかしこもMacbookと対峙している奴らの巣窟と化している。1時間くらいならまだ構わないものの、多分1時間で席を立つ人なんていないだろう。これは札幌市中央区のスタバが少ないせいなのか、在宅ワークが増えてしまった末路なのか。

そして、自分はそういった長時間スタバMacbook族になることを早々と諦めた。理由はつまらないからだ。つまらないと言ってしまうとなんだか乱暴な響きを孕んでいるようだが実際そうである。つまらないというのは、味気なくて、簡素で、実態のないもののことを形容しているつもりなのだが、うんそう言う言い方をしてもなんだかうまく伝えられる気がしない。クラウドワークス内にて、実際にちゃんとアカウントを作ってみて、たくさんの案件を応募してみて、そしてトライアルを受けさせてくれるクライアントと契約を交わしたりもした。そして実際に仕事をしてみた。人生で初のフリーランスとしての金のかかった仕事。たかが数百文字のものだ。やってみる。出来上がる。提出する。なん箇所か訂正しろと指示が出る。軽くショックを覚える。丁寧に見返してなんとか納品する。金が入る。
これは・・・


つまらない。
なんだろうか、文章を書くという仕事をしているのは確かだが、新鮮な体験をしていることは確かだが、なんか一回やったらもういいかなという気持ちのレベルだった。この何ともいえない「作業感」は何だろうか。webライターを長年やっている人は果たして楽しんでいるのだろうか。今回の案件がたまたまつまらない物だった可能性がある。なんせ巷でよくある「スカッと系」の動画のプロット作成だ。スカッと系の動画なんて、もう興味がないなんてレベルじゃないくらいに興味がないジャンルNo.1である。そんな案件を、よりによってライター稼業1発目に引いてしまったわけだ。それのプロット作成数百文字に丸一日かかって、あれこれ訂正しろと言われて直して数百円・・・。つまらない。


ではクラウドワークスで他のジャンルの案件でも取ればいいと考え、探してみた。だいたいがYouTubeの字幕やプロット案件だ。スカッと系、ゆっくり解説、日本賞賛系、だいたいがこれ。これしかない。うん、全く心が湧き立たないものばかりだ。じゃあお前は何を前にしたら心が沸き立つんだと言う話だが、ここが肝である。


自分は何の因果があってかこのやたらと雪が降り積もる札幌の地に一人で来た。完全なる一人である。誰に相談することもなく、誰かに会いに来たわけでもなく、引っ越してきた。そこで1年間生活をした。その生活の中で気づいたことが、確かにある。

一人でいても何も始まらん。

ということである。
一人でいて、一人で考えたもののがちゃんと飛び出してくるわけではない。一人でやりたいことは一人でできるものではない。そもそも一人の世界の中でぐるぐると思考が錯綜してできたやりたいことなんて世界の中では大したことがない。
人との直接的な交流などが、少なくとも今の自分には必要だと感じたのだ。
別に金にならなくてもいいから、とにかく一人で生きて一人で考えるのはもうやめようかと思っている。もちろんそう言う時間も大事なのだが、そればかりでは勝手に自分の中で構築した世界をただ大事に抱えているだけの妄想野郎になってしまうのが、この1年間の孤独生活の中で気付かされた。


だからパソコン開いて一日中カタカタをタイピングを続けていても、お前札幌まできて何しとんねんと頭の中のツッコミ役が声を荒げてくる。お前ここまできて人の縁とか巡り合わせとか見すごすな、と。とにかく今は札幌の人たちと少しでも向き合ってみろ、と。
逃げんなと。


なんかそう言う感じなんで、最近は誰でもいいから身の回りの人と向き合うことにしてます。この前は読書会に参加しました。楽しかったです。

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