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地域一番専門店になる

飲食店5店舗ゼロ円開業した田嶋(たじまだむ)です。


今日はゼロ円開業、起業するだけでなく、

今飲食店、お店経営されているかたにも売上と生きがいが向上するお話です。そして、生きやすくなります。


それは「専門店・専門家」であれ!


です。


前にその道の「オタク」になることを書かせていただきました。

↓  ↓  ↓  ↓  ↓


その続編です。

なぜ、専門化することが大切なのか?


それは、お客様の脳内に

「○○といえば△△△(あなた)さんね!」

とすぐに思い出してもらえるからです。


いっそのことその○○の部分を店名や屋号にしてしまうと話はもっと早いです。

お客様はいつも無意識に食料やモノを買っていることが多いです。


しかし、ドイツのベルリン大学付属シャリテ病院による脳科学の研究で

「0.2秒だけ自由意志」があるとしています。

迷うことはあっても、選んで決定するのは数秒の間。


その数秒にあなたの商品やあなたを思い出してもらえたら

最高ですよね。

どうしたら、思い出してもらえるのか?


一番早くて確実なのは

「あなたの名物料理(目玉商品)」を大々的に作ることです。


「いやいや、うちはハンバーグもカレーもかつ丼も全部おいしいよ!」

という方もいらっしゃると思います。


全部おいしくておすすめしたいのは良くわかります。

私も開業したばかりは

「おすすめは何?」とお客様から尋ねられると

「全部です!」と全く参考にならないことを言っていました(苦笑)。


今思うとそれではお客様に選んでもらえません。

「全部食べてみてよ!」

と言っても食べられるわけがありません。 


仮に全部食べたとしてもお客様の好みがあるので、

全部が全部お気に入りになることはあまりないです。


超高級店でミシュラン星付きのお店で

「おまかせ」でお料理を全部食べたら全部美味しかったと記憶には残るかもしれません。


でも、そのあと、数時間、数日後、数年後に

何があのお店で美味しかったのか?と聞かれたら

2,3個か

考えるのも面倒なので「全部!」と答えるでしょう。


しかし、ミシュラン店は特殊です。

あなたがお客様の脳内で一番になるには専門料理であるべきなのです。


でも、何が一番おすすめなのか?わからない・・・


そういう時はお客様に聞いてみましょう。


・あなたのお店で一番注文が多いのは何ですか?

・あなたのお店で他と決定的にちがうモノは何ですか?

・あなたのターゲットとするお客様のお気に入りのものは何ですか?


これを調べていくと名物料理が出てきます。


しかし、少し待ってください!

そのお料理はみんなが好きなお料理でしょうか?


これが大切です!


みんなが知っていて

みんながだいたい好きな料理でないとあとで客数で苦労します。


例えば、牛のステーキを食べたい人と

七面鳥のオレンジソースのソテーと

どちらが食べたい人が多いでしょうか?


どう考えてもステーキを食べたい人のほうが多いですよね。


ではあなたのお店でステーキをだしていて

お客様にはどんなところが好きと思ってくれているのか?

お客様に直接聞いてみましょう。


食材や調味料や料理法にこだわりがあったら

それを料理名にしてしまいましょう。

例えば

「世界で最高のコショウを使った熟成牛のステーキ」

「店主が3年かけて探した幻の○○牛のステーキ」

「一頭に数百グラムしかとれない希少な○○肉のステーキ」

最初は慣れないかもしれません。


でも、だんだんと認知されればお客様のほうで呼び名が決まってきます。


それを店名やサブタイトルにしたり、

メニューリストやホームページでも一番目立つところに表示します。


そのお料理がどんどん売れてきたら

「累計1000食突破!」や

「3人に2人が注文します!」など売れている感をだしていきます。


ここまでくればお客様の中で

○○なら△△(あなた)という公式ができるので、

数秒間または無意識にあなたのお店を選んでもらえます。


そうすることであなた自身もおすすめが無意識にできるようになり、

他のものをたくさん作ることもなく、

オペレーションもラクになります。


気持ちもかなり楽になるはずです。

それだけアピールしていってあとはお客様がそれを頼んでよろこんでもらえる。


とはいえ、やっぱり一つに決められない・・・


そう考えるのもよくわかります。

以前の私もそうでした。


しかし、やっぱり一つの商品を売り続けたほうが

本当にラクです。

売り上げもあがります。

大きなイベントや仕事も入りますし、テレビにも出られます。


今だから言えるのですが、

私は「ピロシキ専門店」を経営していた時、揚げ物が苦手でした(笑)。


揚げ物が苦手だからそんな人でもあっさり食べられるようなピロシキにしました。

そして、いろんな料理やアイデア、食材の生産者さんをPRできる

他には絶対食べられないピロシキを作り続けました。


これは地域だけでなく、全国でもあまり見られないお店となりました。


時間と自分のできることは有限です。

ここでも少し勇気をだして、

ひとつの商品を磨いていきましょう。


私の場合、好きではないピロシキで

たくさんの方と出会い、たくさんのお金では買えない経験をさせていただきました。これは財産となりました。


今売上が落ち込んでいる方、

是非決めてみてください。

素晴らしい世界が待っています。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。






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