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ケアマネ契約まであと2歩-続き

前回、母親、ケアマネ契約への抵抗が少しばかり和らいだ、ということを報告しました。

そこで、前回下記の懸念事項を挙げました。老齢の人間にはありがちなところです。

  • いざケアマネ契約の段階で彼女のヘソを曲げないように、しなやかに持っていかなければならない

  • 今夜の彼女なりの理解や決意が、一晩でお空に消えていかなければいいなと願う

この2点目について、本日それなりのやりとりがありました。

僕『先日話したケアマネの件、明日手続きに行ってこようと思うんだけど。あくまでも非常時の保険としてね。』
母『あたしの嫌がること全部お断りって言ったじゃない。』
僕『母の好きにさせてくれ、って言ってくるよ。その代わり減塩は辛抱してもらうぜ。』
母『・・・・・(ムスッ)』

ああ、理解や決意がお空へ泣
今一切話しかけないでというオーラで完全防備を決めたらしい彼女はTVH(テレ東系北海道ローカル局)で孤独のグルメ再放送を観てるところだった。うまそうにタイ料理を食う松重豊。邪魔して悪かったな。

夫婦関係もそうだが、タイミングというものがある。随分とこのタイミングというやつでは僕は失敗してきた。早い話がKYというやつ。え。おれ、けっこう読むぜ空気。

と自問自答しながら、先日のぬか喜びがフイになったのかと少しだけキッチンでウイスキーを飲んだ。そして決まってストレスフルな時は僕は台所やガスレンジを磨きまくる。そうでもしないと母親にキツく当たってしまうから、です。

((今日夕飯の買い物を済ませて2ヶ月ぶりに寄った僕の駆け込み寺である川上町のソウル喫茶Bros.のボス(経営者)に行った時にボスに頂いた言葉がストッパーになったのもある(精神的支柱であるこのお店のことはあらためて)。))

30分もしない頃か。母。テレビはつまんなさそうなやつに変わっている。

母『明日、支援センター、何時に行くの?』
僕『あ?断ってくるだけだから何時でもいいわ。』
母『あの、あんたの判断に任せることにしたわ。色んなこと。』
僕『イヤなことあるかもしれないぜ。いいのか。』
母『あんた、毎日立ちっぱなしであれこれしててさ、自分の好きなことできないっていうのもね。あんたがイヤな女相手にイヤな思いしてるんだから、わたしもちょっと我慢しないとな。』


 なんだこれ、感動ポルノか。今たまたまアタマが正常になったのか変になったのか、イヤな女って自覚あるのか、まあ無頼派気取ってよくこの手の口上があるから知らんが、なんというか今までの5ヶ月が、いや、小さい頃からのモヤが少しだけ晴れるようだった。

 、、、、、と、ここで皆さまのご賢察の通り、冒頭に挙げたこの懸念事項2つは解決していないんですね。


  • いざケアマネ契約の段階で彼女のヘソを曲げないように、しなやかに持っていかなければならない

  • 今夜の彼女なりの理解や決意が、一晩でお空に消えていかなければいいなと願う


 1点目は、シナリヲを作り込んだのだが、時々でしゃばりなケアマネがどんどん干渉して高齢者のヘソを曲げさせるという問題がある。悪気ないのは承知。ここは、事前にネゴをして、ケアマネ契約の司会進行は僕が一切行い、必要な情報のみを与えてくれればいいということを明日告げる。彼女のヘソ曲がりは鍛造級の塑性加工済み。そこは根の部分で仕方がない。

 問題の2点目なんですよね。あの、いまPM8時を過ぎました。1回お空に消えかかったものが、明朝存在しているとは限らない。ここでもう一度彼女の頭から消え去った場合の『思い出させ方』を慎重に検討しなければならない。

 以上、ドラマティクに進んでほぼ解決したように見えて、まだこれが小さな一歩であることを肝に銘じて慎重に進めなければならない。

 って、毎度毎度こんなに心砕いてるの、仕事でデカい案件勝ち取った時以上かもしれない。兎にも角にもサラリーマン生活での辛抱がこんなところで役に立つと思わなかったです。家族だぜ相手。てかもうウルトラめんどくせえ。あれもこれも夢じゃなかったらいいな。底なしのペイン迎えてあげるから祝福をください神様(最近B'z思い出した)

 ねるぞ〜〜〜〜〜〜wwwww 湯たんぽいれるぞ〜〜〜〜明日も朝マイナス2度の釧路です。


<FINE>

↓↓前回↓↓


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