自信のつけ方を教えます!

今日は、自信のつけ方を紹介します。

自分を信じる以外ために自分との約束を守るというのがあるんですが、
それ以外で言うと「人から必要とされると自信がつく」んです。

人から期待されることによって自信は生まれてきます。
簡単に言えば、特技があるかどうか。

例えば、針に糸を通しますという場合。
ちっちゃい針でなかなかみんな通らないという時に、
針の穴を通すのが得意な人がいて、
その人が代わりにやってくれたとなったら、
もう次からはその人は「ねー、これを通して!」って
頼まれるようになりますよね。

針の穴を通すことがあるたびに、
その人に仕事が回ってくる。頼まれる事が増えます。
そうして頼まれて、それをやってあげる。
毎回「ありがとう」と言われていたら、自信につながりますよね。

なので、人ができないことができる、
能力があるというのは、自信になるわけです。

じゃあ、その特技はどうやって身につけるのか?
これはもう、やるしかないですね。
やるのは、好きなこと。好きなことをやり続けるしかない。

逆に言えば、一番ダメなのは、「楽をする」です。

千葉マリンスタジアムのビールの売り子さんの話ですが、
売れる売り子さんというのは、
面倒くさいけどスタンドの一番上まで上がるんです。
誰もができるけど、ほとんどの人がやらないことをちゃんとやる。
面倒くさがらずに、やることをやっているんです。

これは楽をしてないですよね。
楽をしないということが自分の売り物になり、
個性につながってくるわけです。

「楽をする」は言葉を変えると
「他の人が経験することを避けて通る」ということ。

例えば、冬のメニューでランニングのメニューはありますよね。
グランド10周を何秒以内に走ってくださいみたいな
メニューがあったときに、最後までやりきる人と
「どうせ無理だよ」と言って、
「そんなん無理、無理」と言う感じで力抜いてしまう人と
2つに分かれるんです。

当たり前ですけど、
「だめかもしれないですけどチャレンジした人」と
「ダメだよ」と最初から諦めている人とでは
得られるものが違いますよね。

最初から「どうせ無理だ」って諦めてる人は何も得られない。
無理かもしれないけどチャレンジした人は、
たとえだめだったとしても、
チャレンジした事で自分の可能性を広げることにつながる可能性がある。
やらないと何も身につかないということですよね。

楽をしたい人の典型的な言う言葉、
頑張りたい人からしたら最悪のNGワードが
「どうせ無理」です。
これを言った瞬間に、
「どうやったらクリアできるか」を考えなくなりますので
思考考停止になります。

「どうせ無理=何もしない」

脳みそも働かせないということは、何も得られないということ。

「どうせ無理」って簡単に言いがちですけど、
その言葉は最悪の言葉だというのをわかってほしいですよね。

「どうせ無理」というのを言ってしまいがちな人のために
いい例を紹介したいと思います。

広島の広陵高校の中井哲之監督から聞いた話です。

広陵OBで稲田直人(今年から日本ハムのコーチ)という選手がいます。
広陵を出て駒沢大学に入りました。
駒沢大学では1年生からレギュラー。
中井監督も「すごい選手になるか」と期待したけど、鳴かず飛ばず。
左打者で逆方向に打てといわれてスケールもなく、
とてもじゃないけどプロなんて無理だというような状況だった。
大卒でプロに行けず、社会人(NKK)に入りました。

そんな状態にもかかわらず、
稲田は中井監督にずっとこう言い続けたそうです。

「僕は絶対プロになります」

中井監督は「今のお前の実力でプロなんかいけないだろ。
外で言うと恥ずかしいからやめとけ」と言ったそうです。

ところが、社会人に入ったら金属バット(当時)で
チームの方針でガンガン振れという指導に変わった。
逆方向のバッティングだったのが、
フルスイングして本塁打も出るようになった。
都市対抗で新人王にあたる若獅子賞を獲得しました。

自分に合った監督・コーチ、指導者に出会ったことで
野球のスタイルが変わり、
発揮されていなかった能力が生かされたんですね。
次の年も活躍して、日本ハムに入ったんです。

中井監督は
「言い続けるっていうのはすごいことなんだな。
大人になると自分の夢が恥ずかしくなったりして
言えなくなる自分がいるんだけど、
言い続けることのパワーを教えてもらいました」
言っていました。

「どうせ無理」「どうせ行けないよ」と思っていたら、
努力もできないですし、プロんはなれなかったでしょう。

高校生で言えば、
「どうせ甲子園なんて無理」と言ってたら、一生行けないですし、
「オレなんて140キロ出ないし」とか言ってやってたら
140キロ投げられるようにはならないし、
自信もつかないということです。

無理でも目指していたら、
たとえそこに届かなくても
全力でチャレンジするわけですから、
目指す過程でいろんな気づきもあるし、
いろんな経験をして学ぶことがあって成長しますよね。

目指し続けていれば、自分でも1年前、半年前、3ヶ月前と比べて
「良くなった」という実感ができる場面がたくさん出てくると思います。
成長した部分を人に認められることもあるでしょう。

例えば、バッティングの能力が上がってきたのを認めてもらえて
代打のチャンスをもらった。
それだけでも自信につながりますよね。
そこで結果が出ればもっと自信になる。
たとえ控え選手でも、自分の得意なことを伸ばしていって、
それが認められたら自信がつくということです。

僕の場合は、今でも忘れないのが小学校の卒業式ですね。
卒業式の校長先生の言葉です。
「田尻くんは作文が上手だ」って言ってもらったんです。
卒業文集か何かに載った作文を読んでくれたと思うんですが、
全校生徒の前で作文が上手と言われた経験が自信になって、
今の本を書く仕事につながっていると思います。

なので、みなさんも、認められるまで
何か特技を見つけてやり続けてやってもらいたいなと思います

実はこの記事はVoicyで配信したものを再編集したものです。ぜひ、Voicyで僕の生の声で聴いてもらえたらうれしいです。

https://voicy.jp/channel/2225/265287

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