融合問題編《A1》 1次方程式
問題を解く前に・・・
これからは、確率だけではなく他の数学の領域をつかった「融合問題」に触れていくことにします。
ただ、これらの問題は「見た目」は難しいにしても,
●確率の問題としては、さして難しくない(サイコロ2つ)
●よく読むと、簡単な問題に読み替えできる問題も多い。
●場合分けなど、条件の合うもの(分子)がすべてを網羅しているかどうかにいちばん注意を払う。
ということに気をかけたらよい。
分母は・・・
どんな偶然が起こっているか?
に気をかければよいですので,さいころを2回投げる。迷わず,例の表ですね。
ですから、分母は36通り。
分子は・・・
(ア)これらの方程式の解が$${x=1}$$となるのは6通り。なので,確率は6/36=1/6
(イ)これらの方程式の解が整数になるのは、アの場合含めて14通り。なので、確率は14/36=7/18
問題を解いたあとに・・・
$${ax=b}$$ のの解が1と言うことは、$${x=1}$$を代入すれば$${a=b}$$ということですので、結局「1回目に出る目と2回目に出る目が等しい(同じ)になる確率を求めなさい」「1回目に出る目の倍数が2回目に出る目になる確率を求めなさい」という問題(基礎編3、基礎編4)を解いているのと同じことだ,ということに気付きましたか? 問題文には方程式が書いてありますが,適切に読みかえることができれば,方程式なんて全く関係のない問題になるわけです。
類題:秋田県2023、青森県2022、秋田県前期選抜2020、群馬県前期
2019
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