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大学入試センター試験 2017 追試|大学入試問題なのに中学確率で解ける問題

 壺(つぼ)の中に1から4までの数字が一つずつ書かれた4枚のカードが入っている.この壺からカードを1枚取り出し,その数字を見てもとの壺に戻す。
 これを2回行うとき,2回続けて数字1が取り出される確率は[ ① ]であり,2回続けて奇数の数字が取り出される確率は[ ② ]である.

大学入試センター試験 2017 追試 数学IA 【3】(1)改題

分類:13 取り出して、戻してもう1回

X型の表ですね

 取り出して元に戻して、もう一度、のタイプですので、表は対角線をいじらないX型になります。起こりうる場合の数は16通り。

[①]の条件に合うのは〇の1通りで[②]の条件に合うのは✓の4通りですので、それぞれの確率を求めると、$${\bm{\dfrac{1}{16}}}$$、$${\dfrac{4}{16}=\bm{\dfrac{1}{4}}}$$

① $${\bm{\dfrac{1}{16}}}$$1/16 ② $${\bm{\dfrac{1}{4}}}$$ (配点2点)

高校生だったら・・・

 表をかくまでもなく、確率のかけ算で計算してしまいましょうね。1回の試行で[1]のカードを取り出す確率は1回目でも2回目でも変わらず$${\dfrac{1}{4}}$$ですので、2回続けて[1]のカードを取り出す確率は$${\dfrac{1}{4}×\dfrac{1}{4}=\dfrac{1}{16}}$$。
 1回の試行で奇数のカードを取り出す確率も、$${\dfrac{2}{4}=\dfrac{1}{2}}$$ですので、2回続けて奇数のカードを取り出す確率は$${\dfrac{1}{2}×\dfrac{1}{2}=\dfrac{1}{4}}$$。

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