×兵庫県|公立高校入試確率問題2022
【注記】 いつも兵庫県の確率問題で提示される確率現象は「樹形図や二次元の表などを利用して,起こり得る全ての場合を簡単に求めることができる程度の事象」を超えていて、22年度もそうである。3階層ある樹形図をかいて45通りも数えろというのか? しかも今回は融合問題。求める図形の知識もレベルは高いし列挙するのに見落としがちであり、確率の問題と言うよりも「見落としていないかチェックするために確率で求めさせている」という体の問題である。そのために、確率の問題としては上記の程度を「逸脱」をしていて、他の都道府県の公立受験のための練習問題には全くならない。…ということを最初にお断りをして、解説をしていく。(図形の問題として見ると歯ごたえがあって、よいのかも知れないけどね)
分類:融合B1、B3
(1)は、まだ何とか・・・
樹形図を書かなくても何とか、3つの袋ともに[B][C][D]が出る3通り、というところは、いけるかな?
(2)は見落としがち・難しい問題ばかり
①は?
3つの袋からBとCしか出てこない場合ということですね。樹形図から(★印)6通り。
②はECを忘れずに
ABとねじれの位置にある線分となるのはCDかED、そしてECですから、そうなる場合は樹形図から(●印)8通り。
③は,△ABDの存在&三平方の定理
この問題は、面積が2$${cm^2}$$の三角形となるのが
●底面の4つの頂点のうち、3点が選ばれる場合
△BCD、△BCE、△BDE、△CDE
●点Aと底面の対角線の2点が選ばれる場合
△ABD、△ACE
(ここまで気づくのも難しいけど・・・)
こうなるのは、樹形図から14通り。したがって、求める確率は$${\dfrac{14}{45}}$$。
答
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