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埼玉県-追試験|公立高校入試確率問題2021

 右の図のように,正六角形ABCDEFの頂点Aに点Pがあります。点Pは,1から6までの目が出る大小2つのさいころを1回投げて,出た目の数の積だけ,正六角形の頂点を反時計回りに1つずつ移動します。
 このとき,移動した後の点Pの位置が,頂点Aである確率を求めなさい。
 ただし,大小2つのさいころはどの目が出ることも同様に確からしいものとします。(学校選択問題は別問題)


分類 応用❷(他のものを動かす、循環型)

まずは素朴に考えてみます。

 2つのさいころで、その出る目の積を考えますので、表を作っておきましょう。

 取りうる値は1~36です。点Pがどこにあるでしょう?

 6・12・18・24・30・36になるところに〇をつけましょう。

 15通りありますので、その確率は$${\dfrac{15}{36}=\bm{\dfrac{5}{12}}}$$と求められます。

$${\bm{\dfrac{5}{12}}}$$

【研究】ぐるぐる回るタイプは・・・

 結局は、この「アプローチ5」のあまりに注目するやり方にすぐたどり着くと、とても早く解けます。

 というのは「2つのさいころの目の積が6の倍数になる」場合の数を数えればよい、ということなのです。
 「2つのさいころの目の積が6の倍数になる」のは、
(1)どちらかの目が6
(2)どちらかの目が(6以外の)2の倍数で、もう一つの目が3の倍数
のいずれかです。
 当てはまるところに〇をつけると、上と同じになりますね。


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