見出し画像

大学入試センター試験 2017 本試|大学入試問題なのに中学確率で解ける問題

 あたりが2本,はずれが2本の合計4本からなるくじがある。A,Bがこの順に1本ずつくじを引く。ただし,1度引いたくじはもとに戻さない。
 A,Bの少なくとも一方があたりのくじを引く確率は,[  ]である。

大学入試センター試験 2017 本試 数学IA 【3】(1)改題

分類:28 少なくとも1つ起こる確率

少なくとも1

 表をかいて考えましょう。同様に確からしいことがらがわかるように、あたり2本を[①][②]、はずれ2本を[3][4]と表すことにします。引いたくじは戻さないので、P型の表ですね。起こりうるすべての場合の数は12通り。

 問題文に少なくとも1と書いてあるので、「じゃない方の確率」で考えてみましょう。
 「A,Bの少なくとも一方があたりのくじを引く」じゃないのは、「A,Bのどちらもあたりのくじを引かない」つまり「A,Bのどちらもはずれのくじを引く」ということです。表から、その場合は2通り。ですから、求める確率は

$${1-\dfrac{2}{12}=1-\dfrac{1}{6}=\bm{\dfrac{5}{6}}}$$

$${\bm{\dfrac{5}{6}}}$$(配点2点)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?