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京都府前期|公立高校入試確率問題2015

 右の図のような5つのマスA~Eがある。また,1から6までの目がある正六面体のさいころPと,1から8までの目がある正八面体のさいころQが1つずつある。マスAにコマを置き,どちらかのさいころ1つのみを投げたときは出た目の数だけ矢印の向きに1マスずつコマを進め,2つのさいころを同時に投げたときは出た目の数の和だけ矢印の向きに1マスずつコマを進める。

 このとき,次の問い(1)・(2)に答えよ。ただし,さいころPの1から6までの目の出方と,さいころQの1から6までの目の出方は,それぞれ同様に確からしいものとする。

(1)2つのさいころを同時に1回投げるとき,コマがマスAにちょうど止まる確率を求めよ。

(2)次の(ア)~(ウ)を値の大きいものから順に記号で書け。

(ア)さいころPのみを1回投げるとき,コマがマスDにちょうど止まる確率
(イ)さいころQのみを1回投げるとき,コマがマスDにちょうど止まる確率
(ウ)2つのさいころを同時に1回投げるとき,コマがマスDにちょうど止まる確率

分類 ❷動かす② 循環型

(1)は

 まず「さいころ」と書いてあるので、いつものさいころと思ったら違います。「1から8までの目がある正八面体のさいころQ」って書いてますけど、これがイメージできないと辛いかも。Qとは、こういうヤツです。

 ですから、ちょっと細かいですがQのさいころで1の目が出ることを〔1〕と書くと、〔1〕,〔2〕,〔3〕,〔4〕,〔5〕,〔6〕,〔7〕,〔8〕は同様に確からしい、ということになります。

 このことをもとに、表をかきます。和を入れておきましょう。

 起こりうる場合は全部で48通りあり、どの目の組が出ることも同様に確からしいです。

 そのうち、コマがマスAにちょうど止まるのは、2つのさいころの目の和が5か10のときですから、表より9通りです。

 ですから、その確率は$${\dfrac{9}{48}=\bm{\dfrac{3}{16}}}$$

(2)は、比べてみよう

 いずれもコマがマスDにちょうど止まるときを比べます。当該の数が3・8・13のときです。

(ア) さいころPは1~6の目しか出ませんので、マスDにちょうど止まるのは3の目が出るときのみです。ですからその確率は$${\dfrac{1}{6}}$$。この後のことを考えて分母を48に通分しておきます。$${\dfrac{8}{48}}$$
(イ) さいころPは1~8の目が出ますので、マスDにちょうど止まるのは〔3〕,〔8〕が出るときの2通りです。ですからその確率は$${\dfrac{2}{8}=\dfrac{12}{48}}$$
(ウ) 先ほどの和の表を使いましょう。マスDにちょうど止まるのは、和が3,8,13のときです。

 表で当てはまる場合を数えると10通り、ということになります。ですから、その確率は$${\dfrac{10}{48}}$$です。
 あとは、大きいものから順に並べますので、イ $${\dfrac{2}{8}=\dfrac{1}{4}}$$ → ウ $${\dfrac{10}{48}=\dfrac{5}{24}}$$ → ア $${\dfrac{1}{6}}$$

(1)$${\bm{\dfrac{3}{16}}}$$  (2) イ → ウ → ア

問題を解いた後に

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