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北海道 裁量問題|公立高校入試確率問題2016

 図1のように,1辺が10cmの立方体ABCD-EFGHがあります。辺AD,AE上にそれぞれ点P,Qを,2AP=AQとなるようにとります。
 図2のように,1から9までの数字を1つずつ書いた9個のボールがあります。この9個のボールを袋に入れ、袋の中から1個のボールを取り出し、そのボールに書かれた数を$${a}$$とします。
 図3は,図1の立方体で、AP=4cmとしたものです。辺BC上に点Rをとり、BRの長さを$${a}$$cmとします。
 図3の立方体を3点P,Q,Rを通る平面で切るときの切り口の図形が、五角形となる確率を求めなさい。(改題)

分類:融合《B1》 中1・中2図形範囲

 確率と立体の融合問題というよりも、「立体の切断」の問題で、最後の答え方に確率を絡めた問題、ぐらいな感じです。

 立体の切断については、お決まりのテクニックがありますので、解説のリンクを貼って、人任せにしておきます。

 立体図形の切断問題のテクニックとして、次の3つのルールを「順番に」適用するわけです。
(1)同じ面上の2点は結ぶ
(2)平行な面の切り口は平行
(3)面を延ばす

 あとは図をかいて説明は省きます。$${a}$$=5が境目になることがわかれば、結構いけるのですが・・・

というわけで、$${a}$$>5のときに切り口は五角形になるので、条件を満たすのは$${a}$$=6,7,8,9の4通り、というわけです。

$${\bm{\dfrac{4}{9}}}$$


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