分類:応用❷動かす② 循環型
文章がとにかく長いですね。ここまでくると数学の問題というよりも、まずは状況を読み込む読解力が試される問題なのかもしれません。
(1)は拍子抜け?
(太郎さんが)1回カードをひいたときに頂点Bに移動するのは、[1]・[2]・[3]・[4]の4つのカードのうち、[1]のカードを引いたときだけですから、求める確率は$${\bm{\dfrac{1}{4}}}$$ですね。(やたらと長い文章や図表の後ですので、拍子抜けするほどの問題ですが・・・)
(2)が問題の勝負
ルール②'の新しいルールにしたがって、2人の勝負について表をつくってみましょう。次郎さんのコマが止まる位置は太郎さん(1回目)と次郎さん(2回目)の出すカードの数の和を4でわった余りで決まります。
それぞれの数・コマの位置・Ⅰ~Ⅳのどれにあてはまるか(Ⅳは省略)を枠に詰め込んで表をつくってみました。実際解く人は、どれかを書けばいいかな、と思います。
すべての場合は12通り。そのうち、先にカードを取り出す人が勝つのは表の中のⅡですので2通りで、その確率は$${\dfrac{1}{6}}$$。後からカードを取り出す人が勝つ場合は表の中のⅢですので3通り、その確率は$${\dfrac{1}{4}}$$となっています。ア ~ ウ の中であてはまるのは ウ ということになります。
答
研究 問題を解いたあとで
図形をぐるぐる回る問題は,動いた数を1周まわる数でわった「あまり」に注目する,というのがポイントです。結構頻出です。