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福井県|公立高校入試確率問題2020

 図1のように,箱にはB,C,D,E,Fの文字が書かれたカードが1枚ずつ入っている。この箱からカードを1枚取り出し,文字を記録してから,カードを箱に戻す。これを2回繰り返すとき,次の問いに答えよ。ただし,箱からのカードの取り出し方は同様に確からしいものとする。(A問題・B問題共通)

(1) 記録した2つの文字が同じものである確率を求めよ。

(2) 図2のように,正三角形ABCの各辺の中点をD,E,Fとする。点Aと,記録した2つの文字と同じ点をすべて結んでできる図形が三角形となる確率を求めよ。
 例えば,1回目にC,2回目にFを記録したとき,この図形は3点A,C,Fを頂点とする三角形となる。1回目も2回目もFを記録したとき,
この図形は2点A,Fを結んだ線分となる。

分類:(1)13 取り出して,戻してもう1回
   (2)融合《B1》中1・中2図形範囲

(1)は表をかきます。

 1回目は〔Bが記録されること〕,〔Cが記録されること〕,〔Dが記録されること〕,〔Eが記録されること〕が同様に確からしいことがら,そして、いったんもどしますから2回目もそれぞれについて〔Bが記録されること〕,〔Cが記録されること〕,〔Dが記録されること〕,〔Eが記録されること〕が起こることも同様に確からしいです。表をかいて考えると下のようになります。すべての起こりうることがらは25通りで、そのいずれもどのように確からしいです。

 そのうち記録した2つの文字が同じものである場合は、上の5通りですから、その確率を求めると$${\dfrac{5}{25}=\bm{\dfrac{1}{5}}}$$

(2)はこちら

(2)の問題は「融合問題編《B1》」の例題2として採録しているので、解説はそちらをご覧ください。

(1) $${\bm{\dfrac{1}{5}}}$$  (2) $${\bm{\dfrac{16}{25}}}$$

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