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飛行機のカスハラ体験記。今そこにあるカスハラ。

ANA・JALが「カスハラ対策」をまとめた、というのがニュースになってました。

実は、とある海外の航空会社のフライトで、私の席の隣でカスハラが繰り広げられていた経験があります。

僕は馴染みの旅行代理店が大阪にあり、そこでいつも電話で航空券を買ってました。

よくわからないんだけど、安いんだけど、チケットの種類が団体旅行のバラシみたいなチケットではなく、正規のチケットを安く売っているため、正規のチケット、と言うことでアップグレードされる事が結構あるチケットでした。

香港の九龍駅という箱崎みたいなところでチェックインして荷物をあずけ身軽に空港直通ラインに乗って、空港で最後の買い物を済ませ搭乗口へ。

搭乗口の自動改札にチケットを通し、♪ピンポンピンポンが鳴ると晴れて楽しいビジネスクラス。

ならなくても非常口席を押さえてあるので、足を伸ばしてcaさんと、時にお話しながら旅が楽しめる席に座れます。

確か2席だった

今回は鳴らずに仕方がない、
「friends」でも見るか、と席に向かうと、中年男性が隣の席に座っています。

隣いなけりゃラッキーだったのに、と席につき耳にヘッドフォンを入れ一人の世界に逃亡します。

離陸して、お飲み物のサービスが始まった後でした。姉さん事件です。

その隣の男性が現地のcaさんに日本語で文句を言ってます。

ノイズリダクション付きのヘッドフォンだったので聞こえなかったのですが、静かにstopを押して会話を聞いてみます。

どうも機内サービスで貰った缶ビールがまだ溶けていなくて凍っていることに怒ってるんですね。

でも日本語で怒ってるので伝わりません。

そこで一肌脱ぎました。

ローカルcaさんに、このおじさんは凍っているビールに怒ってる、と伝えると、いま日本語がわかるcaが他の対応に追われて来れないので少し待ってほしいと伝えてくれ、と言われそれをおじさんに伝えます。

もうこれ以上巻き込まれたくないので、耳にイヤホンを入れて貝になりました。

その後数人のcaさんたちと話し合いが長く続いてましたが何が起こってるのかはさだまさしの歌で聞こえません(当時は槇原敬之だったかな?)

数時間後にやっと解決したみたいで解散となりましたが、少し置いておけば溶けるし、冷たくて美味しいだろうにと思いましたね、そんなに怒る事かよ、まさにカスハラですよね。

トイレに行くと、トイレそばのcaの溜まり場みたいなところで最初に対応してて通訳してあげたcaさんがいました。

微笑みながら、すいませんね不愉快な気持ちにさせて。ほかに空きがなくて席も移って貰えなくて。と言うので、ビジネスでもいいですよ!と笑いながらいうと、ビジネスにも空きがないんですよ、と上手にあしらわれまして。

日本に着陸して、飛行機を降りるとき、そのcaさんに「大阪滞在中、暇ならこのアドレスにメールして」というメモを渡しました。

が、なんの連絡もありませんでした。恥ずかしがりやさんだな♥

俺の方がよりカスハラか!?


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