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5Gで無観客試合を楽しむ未来 ~次世代VR観戦~

新型コロナウイルスがプロスポーツ興行に大きな影響を与えた

新型コロナウイルス感染症対策として、Bリーグは2020年2月28日(金)から3月11日(水)にかけて開催を予定していたB1リーグ戦およびB2リーグ戦の開催延期を決定しました。

Jリーグは2月26日から3月15日に予定されていた公式戦の延期を決定。NPBもオープン戦の無観客開催を実施、そして両者は「新型コロナウイルス対策連絡会議」を設立して連携してこの問題に対応しようとしています。

多数の観客が集まる各種スポーツの会場は感染リスクが高い場所であり、プロスポーツ興行の再開は不透明な状況です。無観客試合でのシーズン興行も現実味を帯びてきました。大相撲は春場所を無観客開催、その損失は10億円と言われています。

こんな時だから新しい楽しみ方を考えてみよう

このような非常事態だからこそ、新たなスポーツ観戦の楽しみ方が現れるのではないかと期待しています。

具体的には、次世代高速通信を活用したVR観戦の商用化が実現して欲しいです。

Bリーグはリーグ開幕当初から「アウェイの試合日にいかに稼ぐか」つまりライブビューイング観戦環境を充実させてチケット収益をさらに向上させようと試みています。

Bリーグオールスターで開催されたライブビューイングにてそのテストを繰り返しています。将来的には各チームのホームタウンでアウェイ試合のライブビューイング興行を行うことでしょう。

アウェイの試合映像を「放送」ではなく「通信」で届けることになり、それには試合会場の高速インターネット環境が重要になってきます。特に試合会場からの映像アップロード(上り)回線の大容量化が必須です。既存施設への設備投資を抑えつつ上り回線の大容量化を実現するためには5Gは最適かと。

ライブビューイング環境が整えば、その先には自宅に居ながらにして試合会場の興奮を疑似体験出来るVR観戦が可能になる未来があるはず。

すでにBリーグVR観戦は始まっている

そんな未来を妄想しながら色々調べていると、すでに現在でもソフトバンクによってBリーグのVR試合動画が公開されているじゃありませんか!

ソフトバンクの「LiVR」というサービスです。ダイジェスト版なら無料で視聴できます。

一般的な試合映像とどう違うのか見比べてみると

こちらはバスケットLIVEのキャプチャ

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同じ場面をLiVRで観るとこんな感じ(3画面を1枚にしてます)

パノラマ1

LiVRのカメラ視点はサイドライン、各ゴール下の3視点を自由に変更可能、それぞれ上下左右に視点を振る事ができます。キャプチャ画面だと分かりづらいですが、小さなスマホ画面でもかなり臨場感あります。

このVR観戦、5Gに代表される次世代通信によって、超高画質、ほぼリアルタイム観戦、自由選択のマルチアングル、バーチャル多人数観戦が実現するとされています。

通信キャリア各社は、5G活用のキラーコンテンツとしてスポーツのライブビューイングを強烈に推してきています。

NTTドコモ

KDDI

ソフトバンク

さらに次世代アリーナ・スタジアムでは、施設内に次世代のWi-Fi 6を設置してより観戦体験の向上が進む、欧米で実現されている世界が早く日本にも来てくれたら嬉しいです。

5Gによるスポーツ観戦体験や、どうやって収益化するかの考察は以下noteが面白いです。

早くスポーツ観戦を楽しめる日常になりますように。

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