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TRPG制作日記(259) キャタクター目的(ルールブック第三章)

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGには、シナリオ目的とは別にキャラクター独自の目的である【キャラクター目的】があります。

プレイは、シナリオ目的とキャラクター目的を達成するように行われます。


■ルール15 プレイヤーは原則として、シナリオ目的とキャラクター目的を達成するために努力する。また、プレイヤー自身の価値観や感情ではなくて、プレイヤーが演じるカードプレイヤーの価値観や感情を想像しながらプレイする。禁止事項を守り、キャラクター背景に書かれている内容を尊重する。また、プレイ中、ゲームマスターの指示にプレイヤーは従わなくてはならない。

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPG 基本ルール

キャタクター目的はキャタクターシートⅡに書かれてあり、プレイヤーがロールプレイを行うときの参考になります。


ルールブックにおける、キャタクター目的の解説は以下になります。

ルールブック第三章『

キャラクター目的

 カードプレイヤー全員が目標にするシナリオ目的とは別に、それぞれのカードプレイヤーにはキャラクター目的が存在している。キャラクター目的は非公開情報であるキャラクターシートⅡに書かれていて、自己紹介では公開しない。また、キャラクター背景とは異なりプレイ中もキャラクター目的には何が書かれているのかを明かさない。キャラクター目的には四つの項目があり、それぞれに点数が付いている。また、キャラクター目的にはシナリオ目的と無関係なカードプレイヤー個人の目標の他に、シナリオ目的と関係することや基本的なルールと関係する項目もある。代表的なキャラクター目的としては、以下のような内容がある。

■鬱状態の仲間を出さない。
■仲間全員の自己肯定感を50以上にする。
■シナリオ目的を達成する。
■子供達に焼き菓子を届ける。
■「九尾の狐」カードを手に入れる。
■3回以上対戦を行う。
■3回以上対戦を行わない。
■覚醒宣言を行わない。
■最終対戦時に覚醒宣言を行う。
■秘密の情報を隠し通す。

以上のような、多くのシナリオで採用されているキャラクター目的の他に、「喧嘩していた河童と仲直りする」や「好きな同級生に贈り物をする」など、特定のカードプレイヤーに特有のキャラクター目的が書かれている場合もある。キャラクター目的には、「山奥で暮らす天狗に手紙Aを届ける」などのように、シナリオ攻略の助けになる項目もあるかもしれない。もしかしたら、「仲間全員の自己肯定感を50以下にする」など他のカードプレイヤーに敵対的なキャラクター目的が書かれている場合もあるだろう。基本ルールには、プレイヤーはシナリオ目的とキャラクター目的の両方を達成するように努力すると書かれているが、シナリオ目的とキャラクター目的が両立できない場合はキャラクター目的を優先するのが原則である。しかし、これは原則であり、実際にどのようにカードプレイヤーを演じるのかは、キャラクター背景の情報などを参考にしてプレイヤーが判断しなくてはならない。キャラクター背景とキャラクター目的を分析して、どのように振る舞うのかはプレイヤーの自由である。キャラクター目的は参考であり、キャラクター目的の達成がプレイの目的ではない。
 キャラクター目的は点数が付けられていて、合計点は100点である。プレイ終了時には最終的な自己肯定感を点数にして、それに達成されたキャラクター目的の点数を加えることで成績にする。ルール上の自己肯定感の最高値は100で、キャラクター目的の合計値も100なので、自己肯定感が最高ですべてのキャラクター目的を達成した場合は成績は200点満点になる。逆に、カードプレイヤーが鬱状態ですべてのキャラクター目的を達成できなかった場合は成績は0点である。しかし、シナリオ目的も、自己肯定感もキャラクター目的も参考でありセッションの目的ではない。プレイヤーの目的はキャラクターを演じて楽しむことであり、ゲームマスターや他のカードプレイヤーと協力して即興の物語を生み出すことである。TRPGの目的は楽しむことであり、シナリオ攻略や高い成績を取るためではない。逆に、シナリオ目的もキャラクター目的も、プレイヤーがロールプレイを楽しみやすいように配慮されている。キャラクター目的はカードプレイヤーの個性を反映していて、能力値や自己肯定感と共に、プレイヤーが自然なロールプレイを実現することを助けるだろう。


』ルールブック第三章


今日は以上です。読んでいただきありがとうございました。

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