見出し画像

コロナ禍の投資とビジネス

私の所属するBEENOSでは事業と投資の両方をやっています。その関係で両側面からコロナの影響、ポストコロナやWithコロナの様相、あるいはその未来が見えてきます。その内容を記事にまとめてみました。まず足元のマーケットの状況をみていきましょう🤔

追い風🍃

この状況がそもそも追い風のケースがあります。総合マーケットプレイスと呼ばれる、例えばAmazonのようなビジネスは全体的に好調です。なぜなら外出できない状況で、日用品中心に自宅に届けることができるからです。それに紐づくオンライン決済も好調ですね。自宅にいると家にあるものが目につきますよね?断捨離や現金化、メルカリさんのようなCtoCマーケットプレイスが活性化してきます。また自宅でできる事の代表格であるオンラインゲームの市場も伸びています。私も自粛期間中にゲームの課金額が増えてしまったことを反省しています😅😅

また国別に見ても感染の抑えられている国(ベトナムや台湾)はネガティブなインパクトは少なく、経済も活性です。

向かい風🍃

では逆風のケースを見てみましょう。自粛期間中は特にファッション/アパレル業界が大打撃を受けましたね。外出しないので必然的に優先順位が下がってしまいました。化粧品も同じです。逆にマスクで隠れない目周りの化粧品の売り上げが伸びたという話は聞いています。そして旅行関連ビジネス(宿泊、移動、アクティビティ、訪日外国人頼みの商売、観光地)も想像通り大打撃です。

シンガポールやインドなど感染者が多く出ている国についてはそうでない国と比べて、各分野のダメージが深刻です。深刻な分、状況が好転した時の跳ね返りも大きいともとれます。状況が好転するタイミングを虎視眈々と狙って、解禁とともにスタートダッシュを切れるサービスはゲームをひっくり返すかもしれませんね🕶

起業家たちの胆力💪

投資を担当していて、この状況下の出資先の動きを見ると本当に頼もしいです。誰もが予想していなかったこの状況の中で、本当に臨機応変にスピード感をもって変化に対応していっている様子が見えます。

当社BEENOSの出資先をプロットすると追い風カテゴリにも、向かい風のカテゴリにもスタートアップが存在します。この状況だからこそビックリするような成長をみせている会社と、従来のビジネスモデルではかなり厳しい戦いを強いられているところがあります。しかし1つ共通している事はだれも諦めていないという事です。

むしろ起業家の皆さんは今の状況を冷静に認識をして、ニーズを捉えてピボット(方向転換)しています。あらたにコロナ関連のニーズを確認して、本業とは異なる領域で政府案件を受注したり、今だからこそ必要とされる分野に切り替えて新サービスを短い時間でリリースをさせたりと、本当に素晴らしい動きをしています。

学ぶべき姿勢や考え方をたくさん吸収でき、多くの奇跡を目の当たりにできるのもこの仕事の魅力です。

投資市場、M&A市場💵

新規出資やM&Aの話もここ最近で逆に結構活性化している印象です。良くも悪くも様々な領域で淘汰が始まっている影響なのではないでしょうか。もともと業績の良くなかった会社は倒産までのスピードが早まり、勢いのある会社は競合のM&Aを加速させて統合が進み成長スピードをさらに早める。全体的に時計のスピードがコロナによって早送りされているような状況だと思います。

自社サービスへの影響🐝

私の所属しているBEENOSは主力事業がクロスボーダーECなのですが、やはり勢いがあります。もちろん平時から着々とお客様のシンプルなニーズに向き合い事業を作ってきた結果が一番大きいと思うのですが、コロナの状況がデジタルシフト(DX)を後押ししてるのも事実です。実店舗からオンラインへ消費がシフトしていく中で、物理的に移動しなくても世界中の「モノ」が気軽により安価に手に入る世界観。これがものすごいスピードで実現されていっています。

また日本の各事業者の方々も徐々に日本だけでビジネスを広げていくことへの限界を感じ始めています。また海外の消費者を相手にすることのポテンシャルに徐々に気が付き始めています。そこで最初の海外展開のパートナーに選んでいただくのが我々BEENOSです。海外に向けてモノを売る。海外に進出してモノを売る。これは自信を持って当社が一番得意な領域です!

ポストコロナ、Withコロナ🌅

今後は一層のデジタルシフト(DX)が進むものと見ています。これは避けることのできない大局的な流れです。リアルの本質的な良さを残しつつ、無駄を省き、人類はより効率的な生活や働き方になっていくのだと思います。

教育のあり方、通勤の考え方、オフィスの存在価値、買い物の方法、イベントの開き方、政治メッセージの伝え方、契約書のあり方、印鑑の意味、印刷の必要性などあげるとキリがないくらいこの4ヶ月の間に人類は多くのヒントを得ました。このヒントから何を気づき、実行できるか。ここが今後の企業や人の明暗を分けていく分岐点なんだと考えています。

当社BEENOSでもこの変化のなかでビジネスから従業員の働き方、学校教育に至るまで多くの議論が社内で活発に行われました。その内容の一部が最近の弊社のプレスリリースに表れていたり、今後社内で生まれる新規事業なのです。これからも注目していただきたいですし、何かご一緒できるビジネスのご提案があればぜひお声がけください。🎉🎉🎉


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?