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【舞台芸術のツボ】誰もが笑顔になる世の中に!障がい者支援も行う大道芸人フーミンさん

通いつづけることで見えてきた「舞台芸術のツボ」

こんにちは。舞台芸術をこよなく愛する19歳、なかおたいようです。(@butaigeijyutu)。ぼくは、5歳のときからずっと大道芸、マジックや落語、舞台芸術が大好き。

ぼくが楽しみとしている大道芸や舞台芸術を観れることが少なくなっている日々。
ますます観たい!知りたい!好き!な気持ちがあふれ出す‼︎
その思いをここで綴っていこうと思います。

福岡県宗像市で行われていた「九州大道芸祭inむなかた」ぼくの馴染みのある街だ。
会場となっている赤間宿通りには、出光興産の創業者である実業家・出光佐三が生まれた家があり今も白壁や格子窓といった昔の家並みが残っている。
趣のある街並みの中で観れる大道芸、そして人と再会ができる場所だった。
それも昨年から大道芸を観れる場所がまた一つなくなってしまった事がとても残念で寂しい。


2012年、唐津街道での開催で初めて観に行き以来、毎年の楽しみとなっていた。
楽しかった思い出は、佐賀県を中心に活動する大道芸人のフーミンさん。大道芸人のほかに、就労支援施設の代表もしている方だ。

足長巨人のパフォーマンスに驚く

「みんなー!こっちこっちー」と声が聞こえたので振り返る。
そこには、竹馬のような器具を足につけて、約3メートルの足長巨人になって歩き、3本のロープのマジックで更に驚いた。

フーミン②

フーミンさんの周りには子どもたちがたくさん集まっていて、フーミンさんがやさしく話しかけたり、足長の状態でいろいろな芸を披露している。

ぼくも恐る恐る近づくと、フーミンさんが「握手をしよう!」と話しかけてくれた。

間近で見ると想像以上に大きく、目にはおかしな道具(?)をつけていたので、一瞬たじろいでしまった。けれど、フーミンさんの優しい声と雰囲気のおかげで握手できた。

フーミン④

フーミンさんは、足長巨人のほかにもいろいろなパフォーマンスを観ることができた。

特に印象に残ったのが、10種類の楽器を一人で演奏して歌う「ワンマンバンド」。コミカルな人形も一緒に歌っていて、とても楽しかった。

なんとフーミンさん、昔はパンクバンドをやっていたそうだ。そのときの経験が今の大道芸にも生きているのかも。

フーミン①

また、大きなカラーコーンを何個も積み重ねて、あごの上でバランスを取る芸もすごかった。

「重くて不安定なのに、どうやったらあんなことできるんだろう」と思い、見入ってしまった。

フーミン③

他にも皿回しや巨大な一輪車、脚立の上でのバランス芸などがある。多彩な芸を持っているフーミンさんの「アンパンはどこだ!」と探すパフォーマンスでは目玉が飛び出たアンパンマンの人形が衝撃的だった。
他にもフーミンさんが鳩や小学生になったりとあっと驚くパフォーマンスが観れる。
また子供たちとのやりとりも軽妙で、いつまでも観ていたいと思った。

就労支援施設の代表という顔

フーミンさんには、就労支援施設の代表というもう一つの顔がある。

体や心の不調で働きたいのに思うように働けない人や、障がいを持ち、働くハードルが高い人などが施設に集まり、軽作業をして工賃を得ているという。

その作業にノルマはなく、休憩も自分の好きなときにできる。でも、皆さんサボらずに一生懸命働いているそうだ。

こういう働き方を実現しているのは、フーミンさん自身、ああしろこうしろと押し付けられるのが嫌いな性格だから。

フーミンさんは子供のころから生きづらさを抱えていて、学校にもなじめなず、どんなふうに生きたいのかわからなかったという。

自分のように生きづらさを抱えている子どもを認めてあげたいという思いから一度は教師になるも、理想と現実の差に挫折してすぐに退職。

先にも触れたパンクバンドは、「自分を認めてほしい」「自分をアピールしたい」という思いから始めたそうだ。

そんな紆余曲折を経て、大道芸と就労支援という道にたどり着いた。

大道芸と就労支援は全く別のものに見えるけれど、どちらも「人に喜んでもらいたい」という思いが土台になっていることは共通している。

障がいなど「人と違う」何かがあることで生きづらさを抱える人にとって、フーミンさんの活動はぼくにも大きなエールとなっている。

※ちなみに、フーミンさんの活動はサガテレビでドキュメンタリー番組にもなりました。この記事も一部その内容を参考にしています。

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参考:https://www.sagatv.co.jp/program/daido_fumin

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