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幸せを理解する #3

あなたはどんな時に幸せを感じますか?

この質問に答えれない人がたくさんいる。
もしかしたら、僕の聞き方に問題があるのかも?そう考えることもある。

確かに講師という『目上の人』から聞かれるプレッシャーと、『公衆の面前で聞かれる恥ずかしさ』が答え辛くしてるのかも知れない。

でも、ここが本質なんですよね。答えれない理由をバッチリ説明してくれる本があります。それは僕が大好きで影響を強く受けた『夢を叶えるゾウ』という本です。もはやリンクを貼る意味が無いくらいの知名度ですが、もし、知ってるけど読んだことがないという方がいたら絶対読むことをオススメするので、せめて要約動画を貼っておきます。

答えられない理由は、きっとあなたが思い付いた幸せは『独りよがりで恥ずかしくて言えない』という可能性が高い。

「『幸せ』に独りよがりもクソもあるか!?個人の勝手だろ!」と言いたい人が多いだろう。確かにそうだ。十人十色のそれぞれの幸せがあっていい。

「周りが何と言うおうが!俺の幸せはコレなんだ!『いろいろあってみんないい』の時代だろ!」

はいはい。そうですね…
はい、これが僕の1番残念なパターン。多様性を謳い、自分を正当化し、変化を拒絶する。僕はこれを『多様性の暴走』と呼んでいます。多様性を潰すヒトは多様性を振りかざすヒト説。このことを語り出すと止まらないので今は割愛しますが、残念ながら僕が言ってるのは『その人がひとつも幸せそうに見えない』から言っているだけのこと。

本当の問題は「幸せ」とは何か?を教えてくれる人がいないこと。

なので『幸せになるノウハウ』よりも、まずは『幸せとは何か?』から入っていく必要がありますね。

なので第3回目は
【幸せを理解する】
「幸せとは何か?」〜幸せは『学ぶ』時代〜


幸せは『学ぶ』時代

幸せになるために絶対に必要なモノがあります。
いきなりですが結論から書きます。幸せになるために絶対必要なモノ。それは『学び』です。これは絶対です。なぜならば、世の中は『知らないこと』や『分からないこと』だらけで溢れてるからです。

今、幸せは『学ぶ』時代です。
これは別に『悟りを開け』とかを言っている訳ではありません。そして『今』と書いていることにも意味があります。

ということは、昔は必要が無かったのか?

はい。必要ありませんでした。なぜなら、生きることで精一杯だったからです。最近風でいう『生きてるだけで幸せ(丸儲け)』ってヤツですよ。
生きるために生きる時代がそこにはあった。だから今日を過ごせたら「幸せ」という実感を持てた。

人は生きる理由とそれを達成したときに幸せを感じることができる。そして『達成』で得れるモノとは『自分の価値』である。

もちろん、これは古代の話。そこから人は文明を築き、そこで人は『文字』を発明する。
『巨人の肩に立つ』という言葉を知っていますか?なぜ、人だけ科学進歩が可能なのか?それは過去の偉人たちが2000年以上かけて築いた知性を文字として記録を残すことで学校という数年間で学び、インプットすることができるからです。

人は記録に残すことで知恵を祖先に引き継ぐことができるようになり豊かになっていった。それによって『生きるというコスト』が低くなり、生きているだけでは幸せを感じなくなった。ここから『幸せ』は複雑化していったということです。

「それから人は『幸せ』が分からなくなってしまったのか?」と言うとそうでもなく、それでも人は幸せの術を自然と学べる環境があった。なぜなら人は新たなモノを生み出したからです。

それは『信条』です。神を信じるということで共同体が生み出した信条が『生きる意味』を教えてくれた。共同体の中で共通の認識を持ち『自分の価値』を知ることができた。自分には居場所がある。だから僕に価値があるんだ!と。

もちろんこの話は、ヒトが作り出した『神』が正しいとか、正しくないとかを説いている訳ではありません。ただ、事実を述べているだけ。

現代になっても、世界ではキリスト、イスラム、ヒンドゥーなど様々な国で、さまざまな信仰があり、それぞれの信条がある。彼らは何かしらの信じるモノを軸に共同体を形成している。

「あれ?これ、宗教勧誘の話?」と警戒されてしまいそうなので、誤解のないように先に言っておきます。私は無宗教であり神を全く信じてません。ただ、世界にあって日本に無いという事実を伝えたいだけ。

そして、もうひとつ伝えておきたい事実があります。それは、日本にあって世界にないモノがあるということ。

それは『空気』です。

ここでいう『空気』とは酸素や窒素、二酸化炭素の話ではなく。『空気を読む』などの同調圧力という『空気』です。空気は何から生まれるかご存知ですか?

それは『不安』です。

人は自分が共同体の中にいるのか?いないのか?どうなのかと『不安』になる生き物です。人は孤独を恐れます。人は1人では生きていけない生き物だから。

そんなときに人は『あなたと同じ共同体ですよ』と認識してもらうために同じ行動をとります。目立つと「この人は違う」と思われるのが怖いからです。日本人はこの違和感が許容できません。

他の国はどうでしょうか?
他の国は違和感と共存していく文化を持っています。民族の違いはもちろんのこと「神」と「科学」という決して相容れないモノを信じるために『絶対』というものが無いことを自然と学びます。「絶対」という言葉は都合が悪く、何かしらの許容を持たないと、どちらも成立しないからです。だから『空気を読み合う』必要がない。『同じでなければならない』という概念がないからです。彼らは大きな共同体のなかで自由に、そして主体的に自分のやりたいことを見つける。

科学と超越世界の間で「自分は何者なのか?」を持ち、所属する共同体と自分に誇りを持つことができるのです。

それに比べ、この日本では戦後より『共同体への誇り』を持つことが許されておりません。その為、学校で「自分が何者であるか?」を学ぶ教育プログラムが組まれていないのです。だから、私たちは学校教育で決して学ぶことができないことを理解しておかなければなりません

この国での正義は、その場だけを支配する空気で決まる。だから、その空間で『腕力の強い者』や『権力者』の言動が異常なチカラを持つ。強い者が「アイツをイジメろ」と言えば『不安が作り出した空気』が全員を動かす。誰も信条も信念も理念もない人たちは、たった1人の恣意的な態度だけで簡単に動かされる。言葉すらも不要な空気によるコントロール。

この国がオワコンと呼ばれるのは『技術力』でも『学力』でもない。自分の価値すら知らず、態度だけで振り回される、忖度と既得権益だらけの社会だからです。

さてさて、いろいろ小難しい話をしましたが、気にすることはありません。なぜなら、今、読んだ話を知識に変え、「教育がない」なら「自分で学べばいい」だけのこと。「国がぁ~」「社会がぁ~」「歴史がぁ〜」は、ここでは一切受け付けません。心配ご無用。ただこの本を読めばいいだけのこと。

幸せとは何か?あなたの存在意義は?
学んでいきましょう。


今回は、かなり長い文章になってしまいました。
しかし、ここは非常に大切な部分だと考えております。ここで紹介したいのは、私が仕事で店舗改善をお手伝いする際に意識している『大規模改革を推進するための8段階プロセス』というものがあります。

【大規模改革を推進するための8段階プロセス】
1.危機意識を高める
2.改革推進のための連帯チームを築く
3.ビジョンと戦略を生み出す
4.改革のためにビジョンを周知徹底する
5.従業員の自発を促す
6.短期的効果を実現する
7.成果を活かして、さらなる変革を推奨する
8.新しい方法を企業文化に定着させる
入山章栄さんのセミナーより

この1番の『危機意識を高める』は改革の導入として非常に大切なモノであると僕は考えます。
しかし、この危機意識の落とし込みが非常に難しい。なぜなら、どうしても陰謀論みたいになってしまうのです。だから念のために、もう1度言っておきます。

改めて、僕は無宗教です。確かに保守的思想はありますか、これから先の展開としても「宗教に入ろう!」とか「いま1度、大日本帝国の復活!」とかを語るつもりは一切ありません。

でも逆に、神様好きです。信じてないけどww
天皇陛下も好きです。優しい顔してるじゃないですか!しかも『業務内容 : 国民の幸せを祈る』どんだけステキやねん!と思ってます。

だって『祈りを捧げる』のは人間だけ。アイデンティティを持つことができるのも人間だけ。僕は信じている人をステキだと思っています。そして何を信じているのか?を学んだりします。

さて、僕の話はさておき…本作は事実だけを述べているだけです。戦後、この日本は敗戦国としてアイデンティティを持つことが許されませんでした。このことに関してはこれ以上ここで語るのは控えておきます。

ただ、この日本における問題は信じるべきモノがないため、『外側』に信じるモノを求めてバラバラになっていったということ。
謎のカルト宗教にハマってしまうのも、
外国人文化をやたら真似するのも、
海外の流行を追いかけ過ぎるのも、
核家族が増えていくのも、
都会に一点集中してしまうのも、
全てはアイデンティティの欠落によるもの。

実際にどうですか?自由なハズのこの日本で多様性は進んでますか?たくさんの人が声をあげている「みんな違って、みんないい」は、どこの組織で上手く運用されてますか?もう1度言います。多様性を阻むのは多様性を振りかざす人です。いや、言い直します。多様性を阻むのは無知です。

「この国が好き」というと、もれなく右翼というレッテルを貼ってくる。

自分の生まれた国を愛せずに、先祖を憎んで、自分を蔑む人間が、人を愛せますか?多様性を受容できますか?

レッテルを貼る理由は本文で述べた通り。不安が空気を醸成し「あいつだけ違う」と祭り上げ、叩くことでしか共同体を感じれない。

大丈夫ですよ…不安にならないで下さい。
共同体は内側に築くことができます。
『学ぶ』ことで…

第3回目は
【幸せを理解する】
「幸せとは何か?」〜幸せは『学ぶ』時代〜

かなり長くなりました。読んで頂けたことに感謝いたします。



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