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生理痛をやわらげる3つの方法

多くの女性が感じる「生理痛」。
下腹部の痛みから頭痛、吐き気、イライラなど様々な不快感に悩まされている方も多いかと思います。

申し遅れましたが、新宿にある『太陽堂』という漢方薬局で漢方師をしております、前原(まえはら)と申します。

普段は不妊・婦人科の疾患を主に見させていただいているのですが、この季節に特にお問い合わせが多い生理痛について書いていきます。
毎月苦しむ皆さんのお役に立てれば幸いです。

そもそもなぜ生理痛に?

実は生理痛は2つの原因に分かれており、1つ目は「機能性月経困難症」と呼ばれるものです。
これは、生理の時に要らなくなった子宮内膜が剥がれる時に出る痛み物質(プロスタグランジン)の分泌が関係しています。
さらに、子宮内膜を押し出すために子宮が収縮する際、身体が冷えていて子宮が硬いと収縮がうまくできずに痛みが増します。

2つ目に、子宮内膜症子宮筋腫といった病気が原因の「器質性月経困難症」の場合もあります。こちらは別で詳しく書ければと思います。

今回は、機能性月経困難症を和らげるためのポイントを3つほどご紹介いたします。

対策1:骨盤ケア

生理痛の緩和のために、足の付け根や股関節を開く動きをすることで、骨盤がスムーズに開くようにしましょう。

具体的なケアの方法は次の通りです。

1.仰向けになって、足裏を合わせて膝を両サイドに開きます。
2.股関節を開くのが辛い方は、膝下にクッションやタオルを入れてみましょう。
3.両手を擦り合わせて、その手を下腹部において、目を閉じてゆっくり深呼吸をしましょう。
4.肩や腰、目元や口元の力も抜いて呼吸をしながらリラックスしましょう。

テレビをみながらや、お風呂の前後、寝る前の3分間で実践してみてくださいね。

対策2:食事で身体を温める

冒頭で書いたように、身体が冷えてしまうと生理痛の痛みは増します。
アイスなど冷たい物を食べないようにしたり、湯船にしっかり浸かることも大切ですが、身体を温める食べ物を意識して摂ることで内側から冷えの改善が期待できます。

具体的には、長ネギ、ニラ、にんにく、生姜、鶏肉、エビなどが身体を温めてくれます。

普段の食生活で、無理のない範囲で取り入れるようにしてみてくださいね。

対策3:適度な運動でリラックス

運動をすることで副交感神経を刺激して、心身ともにリラックスした状態を作ることも効果的です。

こうすることで血液の流れがよくなり、子宮内膜の押し出しがうまく行きやすくなります。

逆に血行が悪いと子宮の収縮が大きくなり、痛み物質の活動が盛んになってしまうのです。

特に寒い季節は身体が縮こまり、緊張状態になりがちです。
階段を使うことを意識するなど、少しからでいいので身体を動かすことを意識しましょう。

それでもツライ場合は…

今回は3つの対策をご紹介いたしました。普段の生活に取り入れてみてくださいね。

また、それでも生理痛がツライという方は、ぜひ一度太陽堂にご相談ください。

生理痛は本来「ほとんど痛みを感じない」状態が正常です。
毎月のことなので、痛みを当たり前と思ってしまいがちですが、そうではありません。

特に、日常生活に支障が出ているようであれば、間違いなく何かしらの対策をしましょう。

もちろん太陽堂でも、婦人科疾患に対応しています。

太陽堂は漢方薬局ですが、体質から改善していくことで、早い人ではわずか2ヶ月で生理痛に悩まなくなった方もいます。

生理痛は、改善します。
ぜひお一人で悩まずに、気軽に相談してくださいね。

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