大陽紙業株式会社

こんにちは。大阪の守口市にある段ボール会社です。 段ボールのことについて書いていきたい…

大陽紙業株式会社

こんにちは。大阪の守口市にある段ボール会社です。 段ボールのことについて書いていきたいと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 https://www.taiyosg.co.jp/

最近の記事

おトイレタイムに、思い出してください

今日は段ボールの材料となる、「段ボール原紙」についてご紹介します。 断面に厚みがある段ボールですが、もとは薄い紙が3枚貼り合わさってできています。そして、そのもととなる紙こそが「段ボール原紙」と呼ばれる紙のロールです。 段ボール原紙のロールは1本1本がとても大きく、1本あたりの重さは約1トンにもなります。毎日、製紙メーカー様から購入した原紙がトラックで配送されてきますが、そのロールを倉庫まで運ぶために専用のリフトがあるんですよ。 当社の倉庫には常時500本ほどの段ボール

    • 「なみなみ」を作る「なみなみ」ならぬ機械

      今日は段ボールをつくる機械についてお話しします。下の写真にある銀色のロールがついた機械、これは段ボールをつくる機械の一部なのですが、一体なにをする機械でしょうか。 ロールの表面をよく見ると「なみなみ」の凹凸状になっています。そう、これは段ボールのかなめとなる波状の紙、「中芯(なかしん)」をつくる機械です。 この機械では上下2本のロールが回転して、そのあいだに紙を通すことで紙を波状に加工することができるんですよ。 ちなみに、ロールは高温状態になるように加熱しているので、機

      • 段ボール箱の基本は0201形

        段ボール箱の形式はJIS規格で定められています。その中でもっとも一般的なものが0201形です。よく「みかん箱」なんて呼ばれていますよね。 0201形の特徴としては、製造時に出るロスが少ないことや、作りがシンプルなので製造にかかる時間が少ないことがあげられます。 このみかん箱を見ると、故郷の親が遠くに住むわが子に向けて食料を仕送りする、そんな光景が思い浮かびますよね。

        • 段ボールは何度でも生まれ変わる

          最近は通販なんかでよく家に届く段ボール。けれど、家でいらなくなった段ボールを処分するのって、少し面倒ですよね。折りたたんで、ひもで縛って、古紙回収の日まで保管して。 けれども、そうやってみなさんが段ボールを古紙回収に出してくださるおかげで、また新しい段ボールを作ることができるのです。 家庭や企業から回収された段ボールは、製紙工場で「段ボール原紙」を作る原料になります。 そして、その段ボール原紙をわたしたち段ボール会社が加工して、箱にすることで「段ボール箱」ができあがりま

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          薄い紙も貼り合わせると強くなる

          日常生活でよく見る段ボール。その段ボールはよく見ると3枚の紙が貼り合わさっています。 1枚1枚は薄い紙ですが、3枚の紙が貼り合わさることで、そこに力がかかっても力を分散できるようになり、箱の中のものを衝撃から守ることができます。 まさに、「三本の矢」ならぬ「三枚の紙」ですね。 もしも戦国時代に段ボールがあったのならば、毛利元就も段ボールを引き合いに出して兄弟の結束を説いたかもしれません。

          薄い紙も貼り合わせると強くなる