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許すと楽になる。

本格的なメンタルの落ち込みを感じたので、私的パワースポットにいってきた。
素敵なお姉様がタロットリーディングや霊視をしながら話を聞いてくれるお店。
このままだと心が壊れるって、本気の危機感を感じたときにだけ行くようにしている。
ここで話を聞いてもらうと気持ちが軽くなって、すごく救われるんだよね。
仕組みはよくわからないけど、ほんとにすごいと思う。ヒーリングってやつ?
こっちが本音の本音でどう思ってるかを察知しながら、最適な考え方に導いてくれるというか。
今回もその導きがほしくなった。

今回のメンタル崩壊は失恋が原因なんだけど、前回いったときも失恋で(どんだけ失恋すんねんは禁句)、「こういう人とこういうことがあって〜」って相手のことを少し話したら、「この人はやめたほうがいい」って何度も言われて、「え、そんなに言うほどですか?いい人だったけど、、」と返しても、「やめたほうがいい」の一点張り。
「私があなたの親だったら絶対反対する」とまで言われたから、素直な私は「別れてよかったんだ、、」とある意味心を落ち着けることができた。
今回の失恋の相手は、もとから私的クズ男認定を下している人だったから、前回みたいにまた「この人はひどいからやめておきなさい!」って、ピシッと言ってもらえたら、少しは楽になれるような気がしたんだよね。ふんわり、まだ好きで辛かったから、もっとケジメをしっかりつけて、早く楽になりたかった。

で、いざ見てもらうと、似たもの同士で気が合って、一緒にいると楽しい相性。でも結婚じゃなくて恋人の関係、とのこと。
相手の性格も結構当ててきて(俺様、子ども、やりたいことたくさんで定まってないなど)、ですよね、うんうん、ほんとこんなやつやめておいたほうがいいってわかってるんです、、と話していたところ。
「あなたどうせ終わるなら、自分が上に立って終わりたいと思ってるって出てるけど」と言われて、ひやり。やばいその自覚ありよりのあり、、。
付き合ってるあいだ振り回されたから、こっちだって願い下げなのに、LINEが自分で終わっていることが悔しかったんだよね、、しょうもない。

そういうところを突かれると、思わず本音がポロポロ出てきてしまいます。
その本音の中で、「心のどこかでずっと、どうせ遊ばれてるんだと思って、相手のことを100%信じることができなかった」って言葉が出た。
そしたら、「遊ばれてないよ。遊びじゃない。たくさんいろんな人見てきたから、遊ばれてるかどうかはわかるよ。遊ばれてない。」「この人、そんなに悪い人じゃないよ」ってまさかの言葉が返ってきた。
私、その言葉で一気に涙が溢れそうになって。
たとえば、自己肯定感を下げずに離れるように促すのであれば、「遊ばれてないよ、でもこの人は合わないね」だと思うの。
それが、「この人、そんなに悪い人じゃないよ」と。
前回のこともあって、ある種真逆の言葉がくると思ってたから、なんだろ、それこそ頭を殴られた、、といったら大袈裟かもしれないけれど、衝撃がすごかった。
失恋の悲しみや、上に立って終わりたいっていう意地の悪さとかプライドの高さに対する自己嫌悪とかいろいろあるけれど、たぶん自分の中の病みの核って、相手を心から信じられないことへの辛さとそれに対する自己嫌悪だったんだってことにも気づいた。
それでも頑固な私は、「でもこういうこともあって!やなやつ!」(耳をすませばの影響大)って何度か反論したんだけど、「そういう人なの。そういう照れ隠しもあるの。」と。なんちゅう包容力、、。

私の自己防衛のためのひんまがった解釈が、すべてのことを悪いほうに悪いほうに考えてしまっていたのかも。
もちろん疑いたくなる要素もあったけれど、信じたくなる要素もたくさん与えてくれていたのに、それすらも捻じ曲げて見ていたような。

あることないこと全部疑って、相手を悪者にすることによって頭の中から合法的に葬り去ろうとしていたけど、そのやり方は間違ってた。
私は遊ばれてない、あの人はいい人、そう思ったほうが気持ちよく昇華できる。
実際、いまはかなり心が軽くなって、清々しい。
これが許すことの効用なのかな、なんて思ったりした。

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