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シャワーヘッドを「粗い」シャワーから「細かい」シャワーにするために改造しました。

ROKPRESSOでは、通常のエスプレッソマシンの「シャワーヘッド」にあたる部分が、シリコン製の「ダイヤフラム」という名前でフィルターが付いています。
⬇︎ダイヤフラムがこちら


うまくエスプレッソを落とせるようになった時に、もっとマシンに近づけた抽出がしたいと思っていたころ、SNSでいろいろ見ながら、教えてもらったりしながら得た結果がこちら

① より小さい穴で数を増やし、細かく水が通るようにする。
② 穴と穴の隙間を小さくすることで、粉全体に
  均等な圧力が掛かるようになり、
  均等に成分を抽出することができる。
③ 粉全体に一気に水を浸透させることができ、
  浸透速度の誤差を小さくできる。

これによって

バランス良く抽出するできるようになりました。

そのためにしたことは、

エアロプレスのステンレスフィルターを取り付ける。

⬇︎それがこちらのフィルター


何種類か試したのですが、圧力に耐えられたのがこのフィルターでした。
圧力に耐えられず曲がってしまうことが多かったです。

使うときは、表を下にして、裏を上にして設置します。

その時に、もう一つ改造する部分があります。

ダイヤフラムの真ん中の部分をくり抜く

ダイヤフラムの下にステンレスフィルターを付けてもそこまで問題はありませんが、

そこで円を描いて切ることができるコンパスカッターのような道具をお借りして改造しました。

なぜダイヤフラムの縁の部分を残しているのか?

ダイヤフラムの縁には、ポルタフィルターの縁があたり、
「ROKPRESSO本体と密着させる」
という、重要な役割を担ってもらうためです。
ステンレスフィルターだけだと薄くて、密着せずにお湯がダダ漏れになってしまいます。

現在の形は上から見るとこんな感じに。

これで準備完了です。

抽出すると、コーヒーケーキの模様がガラリと変わりました。

改造前は抽出跡がクッキリとあり、
穴の跡が無いところは圧が掛かってなく「抽出ができていない」
穴の跡が付いているところだけ「抽出されている」
状態になっているのです。

改造前

エアロプレスフィルターを付け、文字通り「シャワーヘッド」のようにすると、こうなります。

改造後

結果、粉全体に一気に圧力が掛かり、しっかりと全体から抽出できるようになりました。

味の違いとしては、

クリアになったこと

豆の特徴、焙煎の特徴をよりはっきりと判断できるようになり、エスプレッソの扉を一つ開けたように思えます。

良かったことが一つあり、ダイヤフラムに粉がよく詰まっていたのですが
ステンレスフィルターにすることで、拭き取るだけで掃除できるようになり
一杯一杯のパフォーマンスを高く維持できるようになったことです。

今回はエスプレッソの大事な「シャワーヘッド」の話でした。

LET'S PUMP IT!!!


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