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Vol.18 マスなのか?ダイレクトなのか?

こんにちは
アスレティックトレーナーの渡部です。

アスレティックトレーナー(以下AT:Athletic Trainer)の役割には以下の
4つがあります。

スポーツドクターやコーチと緊密な協力のもと、
1.スポーツ活動中の外傷・障害予防
2.コンディショニングやリコンディショニング
3.安全と健康管理
4.医療資格者へ引き継ぐまでの救急対応
スポーツをする人の安全と安心を確保したうえで、
パフォーマンスの回復や向上を支援する資格です。

JSPO(公益財団法人日本スポーツ協会)


主なフィールドはスポーツ現場ですが、近年ニーズの変化に伴い

スポーツ選手だけでなく、その知識を一般の人にも届けようという動きが
活発になっています。


私も普段はクリニックで働いている特性上、

多くの人に怪我をしてからお会いします。


そこからリハビリを通して、
より健康に、より豊かに過ごせる体作りのサポートをしているんですが、

常に感じるジレンマが・・・。


ATの役割である

「予防」

が出来ていない事に対する不甲斐なさや歯痒さを感じています。


多くの方が、怪我をして初めて

ようやく自分のカラダと向き合う。


リハビリをする上で、ATとしてはそこからの人生がより生きやすいように
体の面からアプローチしていくんですが、

もっと前の段階で知っていて欲しい事が山ほどあるんです。。。


例えば、、

誰もが一度は経験する「足首の捻挫」

幼少期に起こした怪我を放っておいて、

成人し、高齢になってからその古傷が原因で他の場所に怪我を起こす

なんてことはよく遭遇します。


足首の捻挫がQOL(Quality Of Life)に与える影響という趣旨の研究も出ているくらい。


このような専門家の常識が

一般人の非常識であることは多々あります。


そこで、思うワケです。

もっと一般の人達に知識や情報を届ける術はないのか?


誰に?
何を?
どうやって?

を考えていく時にぶつかるのが、

広く大勢に届けたい。
でもみんなに届けは、誰にも届かない

少数にダイレクトに届けていく。
でも小さな範囲でしか影響を生み出せない


恐らく答えは、

どちらも


何だと思います。


『遠くに行くならみんなで。早く行くなら一人で。』
アフリカのことわざが語源??

チームビルディングやマネジメント系の話でよく耳にする言葉です。

私は
『早く遠くに行くにはどうすれば良いのか?』

を考えたい。


怪我で苦しむ
多くの人を
一刻も早く
助けたいから。


この問答の答えを探すために
これからも様々な場所に興味を持って挑戦していきたいと思います。


ではまた〜。


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