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やってみなけりゃわからない、っていうけどほんとに?
「やってみなけりゃわからない」という言葉がある。あれって本当だろうか?
たとえば、恋愛。
思いを募らせている相手に、告白したいとする。
世の中的には「成功率80%を超えてから告白しろ」なんて話もある。
しかし、たとえ絶望的に玉砕するような状態で、関係性がなかなか進展しないとしたら。
あなたは諦めるだろうか?それとも思い切って告白する?
たとえば、仕事。
あなたに夢があるとして、それを仕事にするためにキャリアチェンジを図ったとする。
好きなことを仕事にするのは難しい。途中で挫折してしまうかもしれない。
周りからは温かい応援ばかりではない。誰かを悲しませたり、心配させたりするし、笑われることだってある。
やっぱり、好きなことを仕事にするなんて厳しいよね。時間もお金もないしさ。守るものはあるしさ。まやかしの世界だと言い切って、諦められるだろうか?それともそこに飛び込むか?
「やってみなけりゃわからない教」の人たちは、だいたい進むことを勧めてくる。
で、僕もその一人だった。
いや、今もその一人かもしれない。
先ほど、恋愛と仕事を例に挙げた。
これは僕の実体験でもある。
結果は「予想通り失敗して、予想通り苦労している」。
ほら予想通り。
やってみなくてもわかるって。
だから言ったじゃん!
――本当だろうか?
本当に、予想通り?
いや、違う。
「失敗した」「苦労している」という見た目の結果は予想通りだけれど、細かいところは全然違う。
思い切って告白したらフラレたけれど、憧れ続けるよりも前向きな関係をつくろうと思えた。
思い切って会社を辞めてみたら苦労したけど、意外と飛び込むこと自体は簡単だった。
どちらも、それまでまったく見えていなかったものが、急に解像度高く映し出されたようだった。
失敗の中身。その先にあるもの。
思っていたより面白いかも。
それはやっぱり、やってみなけりゃわからない。
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