マガジンのカバー画像

ロボット劇作家のエッセイ

63
尾崎太祐が書いたエッセイ・コラムをまとめたマガジンです。
運営しているクリエイター

2021年3月の記事一覧

明日でも、来年でもなく、いまの桜を見る。

あなたは今年、お花見しましたか? 僕は今日、見てきました。 さすがにシート広げてわいわい宴会……は時世的にムリだけど、どうにか見ておきたくて、ひとりで散歩。 明日は春の嵐らしいので、今日のうちに見ておきたかったのです。 少し曇っていましたが、見に行ってよかった。 あたりまえだけど「今年の桜は今年しか見られないよな」と思いました。 明日には散っちゃってるかもしれないわけで、今日見られてよかった。 でも、これってたぶん、すべてのことに言えるんですよね。 「また来年かなあ…

自分評論家が「書くべきことか?」と問うてくる

僕の悩みを書かせてください。 最近、自分の中にいる「評論家」が手厳しいんです。 「それは、わざわざお前が書くべきことか?」 「そのテーマを選んで、お前は何が伝えたいんだ?」 「その話、お前以外の誰かが散々書いてきているだろ?」 劇作家として作品を書くときも、noteの記事を作るときも、Twitterでつぶやくときも、自分の中にいる評論家がいつも一旦ストップをかけてきます。 スランプってほどでもないし、言いたいことは言えていると思うのだけれど、アクセル全開にできない感覚があ

お風呂×ノート=アイデア?

入浴中、どうもうまくアイデアが捕まらない……と悩みながら、先日こんな記事を書きました。今回はその解答編です。 あれから、耐水ノートが届きました。 浴室にノートと鉛筆を持ち込み、湯船に浸かりながら書いてみたのですが……とてもいい! この記事で、気づきをまとめようと思います。 書き心地、最高。まず、書き心地がいいです。 「鉛筆で書く時の音」というと、あの独特な感じを想像していただけると思うのですが、まさにお手本のような音。 ずっと聞いていたい。気持ちのいい音。今、最も身近

誰のために、書いてるんだろう?

自分にとっての、創作のモチベーションってなんだろう。 考えた時、同時に、好きな曲が浮かびました。 BUMP OF CHICKENの『66号線』という曲。 聴いてみてください。 僕は劇作家です。演劇の脚本を書いています。 言葉を扱うプロとして、他の作品から拝借するのが正しいのか、ダサいかもわからないけど、今日はこの曲から発展して、noteを書きます。 聞かなきゃいけない話が 全く頭に入らないのは 愛されたくて 必死だから 申し訳ない事だけど どうする事も出来ません あな