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ロボット劇作家のレビュー

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尾崎太祐が書いたイベントレポート・読書感想文・観劇録をまとめたマガジンです。
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#イベントレポ

"スキ"に支えられる創作のまちの展望 ―― note8周年事業発表会レポート

こんにちは。ロボット劇作家の尾崎です。 noteが8周年を迎え、記念となる事業発表会に、公認レポーターとして参加してきました! note CEO・加藤貞顕さんをはじめ、各セクションの社員によるプレゼンで、noteのこれまでとこれからを見る発表会となりました。 発表会前半では、これまでnoteから羽ばたいたクリエイターや、法人・公共団体の活用事例の紹介があり、noteの街が着実に大きくなっていることが見て取れました。 クリエイターとしての「生計」「誰もが創作をはじめ、続け

電車に揺られながらnoteを書く習慣

昨晩、#書く習慣 というイベントを見た。 いしかわゆきさんによるnoteライブだ。 タイトル通り、noteやブログを楽しく書き続けるにはどうしたらいいのか、というテーマ。 その中で彼女はこう言っていた。 「書くための時間を作らない」 一日一回、この時間で書こう!と用意すると構えすぎてしまうし、書けなかった時に落ち込むから、ということらしい。なるほど。 「電車の中で書いたりします」 意気込んで書いた記事が、読まれないとがっかりするけれど、空き時間に書いたものなら「まあ

「書く習慣」について、寝っ転がりながら書く

ふむふむ、構え過ぎなんだなー。 noteライブの「書く習慣」のイベントを見ていました。 こんなことを実況ツイートしていました。 スマホで見ながら、ベッドに横になりながら。 Twitterならこれくらいの気軽さでできるのに。 仕事ならちゃんとクリアできるのに。 なんで他の媒体だったり、趣味の延長線上だったりすると、構えて書こうとしてしまうんだろうなあ。きっちりとやろうとして、結局書かない、みたいなことはザラ。 noteもなかなか続かないわけです。 ファーストステップを軽

たった一人のクリエーターと、マニアックな愛を持つファンを、地球の裏側まで探しに行ける時代

今日のnoteライブ #買ってよかったもの #BASEとnote が面白かった、という話です。 二本立てだったのですが、YouTubeライブ上で「チャンネルはそのまま」という表現を初めて聞いた気がします。笑 前半:#買ってよかったもの レポート発表会イベント前半は、noteの「買ってよかったもの」タグに集まった記事をまとめ、解説するセクション。 よく雑誌でやってる「今年のベストバイガジェット」みたいなやつですね。 この解説イベントの面白さは、単なる「レビュー記事まとめ、紹

劇団ノーミーツの忘年会を見て、これからのイベントと演劇を考える

オンラインで演劇をやっている「劇団ノーミーツ」のオンライン大忘年会が面白そうだったので、YouTubeで見てみました! 僕はアーカイブで追っかけながら、これまでとこれからの演劇や、オンラインイベントに思いを馳せていました。 ちなみにこの記事は、12月29日にアップしましたが、翌30日に再編集しています。2回参加できて、忘れなくて済む忘年会……! マニアックに愛を注ぐ三部構成の大忘年会で、登壇者の皆さんの口から様々な話がされるのですが、度々「共通しているな」と思ったことがあ

クリスマスの下北沢で、ド直球の恋愛モノを見た

この140文字にすべてを込めることができなかったので、もう少しだけ。 演劇の街・下北沢で、こわっぱちゃん家『余白の色彩』を見てきました。 (以下、作中のセリフの引用を含みますので、これから鑑賞される方はご注意を!) ド直球の恋愛群像劇この時期、クリスマスや年の瀬ならではの作品かもしれません。 独身男性にはなんとも勇気のいる観劇だったのですが、それを差し引いても劇場で直接見られてよかったです。 先述のとおり、テーマは"恋愛"一本。とてもシンプル。飲み込みやすい。 それでも群

ロボットと社会と、これからのコミュニケーション

noteによるオンラインイベント「ヒトとロボットでつくるこれからの社会」を見ました。 ロボットは個人的に興味の強い分野で、これこそ書き残そう!と思ったので、感想を書いておきます。 イベント詳細は以下。 YouTubeには、アーカイブ映像も残っています。 文末に掲載しますので、興味のある方は、ぜひご覧になってみてください。 わかりやすく面白く、1時間半とは思えない濃度のトークです。 アプローチの違いと、ふたりの共通点今回の企画、私にはちょっと意外に思えました。 登壇され

笑いとシリアスの高低差がエグい!『パレハライブ』

観劇録?ライブレポ?……どう表現すべきか迷いますが、コントと演劇の合同公演『パレハライブ』の千秋楽を見てきました。 今回は、お笑いが主戦場の「パトルパ」と、小劇場で活躍する劇団「演人の夜」の合同開催。 コントと演劇の二大プログラム、「いったいどうなるんだ……?」という感じでしたが、楽しみに会場へ向かいました。 会場は阿佐ヶ谷のアートスペースプロット。 劇場前の商店街・すずらん通り、イルミネーションがきれいだったなあ。 ……と、そんな話は置いといて。 パワフルなコント7本

画面越しこその青春だった『僕等のラストフェスティバル』

謎解きで有名な「リアル脱出ゲーム」を作っているSCRAPが、オンライン参加型演劇(イマーシブシアター)をやっていて、面白そうだったので参加してきました。 たまらなく、青春でした! ※ストーリーのネタバレはありませんが、感想や世界観に関する話題を含みます。ゼロからフラットに楽しみたい方はご注意くださいね。 舞台は、高校の文化祭。 観客はZoom越しに自宅から「文化祭の来場客」として参加します。 生っぽさ、本物感がいい あくまで設定……なんだけど、画面の向こうに映るのは、本