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求人広告キャッチコピーアイデア「賢い者には福がある」

こんにちは、採用コピーライターのオヤマダです。

最近、「求人広告のキャッチコピーってどうやって作るんですか?」という質問を、若手のコピーライターたちからよくいただきます。

んで、

noteに書こうと思ったのですが、キャッチコピーを作る思考法を語るのもオジサンくさいので(オジサンだけど)、キャッチコピーのアイデアパターンを紹介していこうと思いました。よろしくお願いします。

 

賢い者には福があるパターン

<使用例>
「土木の仕事」と侮らない人には、年収700万円の未来がある。

採用コピーライター会議

で、今回紹介するパターンがこちら(↑)です。

企業と仕事と求職者の採用コミュニケーションで考えなければならないことの1つに、「求職者の業種や仕事の思い込み(ネガティブイメージ)をどう払拭するか?」があります。

このキャッチコピーパターンは、求職者が知らないその会社・仕事をしていくメリットを伝えることで、思い込み(ネガティブイメージ)の払拭を狙ったものです。

 

賢い者には福があるパターンの解説

このキャッチコピーパターンは、前半部分がキモでして。

読み手のことに対して「あなたは思い込み(ネガティブイメージ)で判断しない人ですよね?」と問いかけるニュアンスが入っています。たぶん、言われた方は悪い気がしませんよね。

そうかもしれないし、そうでないかもしれません。

で、

読み手が「そうよ。私は思い込み(ネガティブイメージ)で仕事探しの判断をしない人間よ!(ふふん)」と自分の中で肯定すれば、読み手はキャッチコピーにから続く、ボディコピーをはじめとする求人広告の中身全体を読まざるを得なくなるわけです。

しかしそれは、計算のうち。

採用コピーライターって、こういうところまで考えるんですよ(ニヤリ)。

 

賢い者には福があるパターンの使いかた

このキャッチコピーパターンの有効的な使いかたは、前述の通り、業種や仕事にネガティブイメージがついていて求人広告すらきちんと読まれない業種や仕事で、求職者からすると意外性のある入社メリットがある場合に、最大の効果を発揮します。

「この業種や仕事は絶対にイヤだ!死んでもやらない!」という人も世の中にはいらっしゃると思いますが、レアケースです。

ほとんどの人は、「ネガティブなイメージがあるから避けておこう」くらいに考えているサイレントマジョリティ層であり、このキャッチコピーで狙える人たちと考えていいでしょう。

でも、キャッチコピーは「入口」でしかありません。

本当に大切なのはボディコピーであり、その採用企業自身です。キャッチコピーで抱いた期待に応えられる論理的な説明ができるかどうか。期待に応えられる入社メリットを提示できるかどうか。採用のために本当に大切なのは、そこです。

求職者の期待に応えられるものがない場合、このキャッチコピーパターンを使うと、求人広告で「一度期待させて落胆させる」ということになり、逆効果になるのでご注意ください。

 

今回の話は以上です。

この記事が、採用広報のお役に立てれば幸いです。御社の採用活動が上手くいくことを願っております。


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