仕事をすぐ辞める人は「辞める」にポジティブすぎる問題。
「仕事やアルバイトが続かない」「どうして続けられるのか教えてほしい」といった相談をよく受ける私です。お話を聞いていて感じるのは、すぐ「辞める」という選択をしてしまう人は、「辞める」ということについてポジティブすぎる傾向があるなぁということだったりします。
そこで今回の記事は、
・転職を考えている人
に向けた1500字程度の実践的アドバイス記事になります。今回もよろしくお願いいたします。
退職にポジティブすぎる とは
「今の会社さえ辞めれば上手くいく!」
「今度はいい会社と出あえる!」
…というように、「今の仕事さえ辞めれば次はきっと上手くいく」というポジティブ思考があることです。新しい行動に移る時に人は前向きになるものですし、前向きさがパワーを生むこともありますが、
根拠のないポジティブは何も考えていないだけ です。
なので、少しは考えたほうがいいと私は思います。では、「何を考えるべきなのか?」について、ちょっとお話しします。
「失敗から学べる」というのはウソ
少し話がズレるのですが。
よく「失敗から学べる」と言いますが、あれは正しくありません。「失敗から学べる」のは、「行動の目的と仮説による目標が明確になっている人」だけです。
「物理の実験」に例えると分かりやすいかもしれません。
実験には必ず目的があります。そして、仮説としてこういうことになると思われるが実際はどうだろう?と検証するのが実験です。実験の結果、仮説が正しいことが証明されることもあれば、仮説通りの結果が出ないこともあります。では、なぜ仮説通りにいかなかったのか。ここに原因と改善すべきポイントがあるわけです。
つまり、何も考えずになんとなく実験をしたら「上手くいった」と「上手くいかなかった」に2つの結論しか出ません。そこから行なう改善策も「なんとなく」であり、次に上手くいく保証なんてありませんよね?
何も考えていない人は失敗から何も学べないのです。
賢明な読者のみなさんならすでにお察しと思いますが、「仕事を辞める」時にもこの考えかたが使えます。
仕事の「目的」と「目標」と「失敗原因」を考える
このように(↑)書くと難しく見えてしまうのですが、要は
【1】自分は今の仕事でどんな未来を創りたかったのか(目的)
【2】いつまでにどうなりたかったのか(目標)
【3】この計画が叶わなかった理由は何なのか(失敗原因)
…ということです。
この【1】【2】【3】を考えることが、転職を成功させるコツになります。
これらを考えておくと、会社選び・仕事選びの時に自分が注意すべきポイントが見えてきますし、面接で質問すべきことも明確になるはずです。
私の思い
日本の教育では、自分に合った会社や仕事選びを教えてくれません。自分に合った会社や仕事選びは、自分で考えて判断しなければならない人生の試練です。
本当のところは、入社して見ないと分からない、という部分はあります。それは、企業側の伝えかたの問題もありますし、求職者自身の知識不足や認識の甘さもあります。
転職を“運”頼りのガチャにすることなく、戦略的に成功率を上げられるように、あなたのいい会社・仕事との出あいをお祈り申し上げます!
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