ラウ・ル・クルーゼはネオコン思想の成れの果て。

ガンダム種のキャラクターでの

ラウ・ル・クルーゼ 




「クルーゼ」の名は偽名で、本名は「ラウ・ラ・フラガ」。ムウ・ラ・フラガの実父、アル・ダ・フラガと遺伝子研究の一人者であるユーレン・ヒビキ博士によって生み出されたアル・ダ・フラガのクローンである。アルは不仲であった妻の影響を強く受けたムウと折り合いが悪く、これに完全に応える存在は自分自身であるという結論に至ったため、自身のクローン製作をヒビキ博士に打診。当時でも人体クローンは違法行為ではあったが、スーパーコーディネーター研究の資金が必要だったため、博士はこれを受諾。

しかしそうやって生み出された彼は、クローン元であるアル・ダ・フラガが高齢であったことやクローニングの弊害である老化の問題が解決できなかったため、完全な失敗作であった。そのためアル・ダ・フラガは自身のクローニングを早々に諦め、ユーレン・ヒビキ博士も主目的であるスーパーコーディネーター研究を再開。つまり、ラウは人のエゴによって理に反して生み出され、見捨てられた生物として不完全な人間なのである。仮面で顔を隠している理由は、肉体の年齢に対して顔(目の付近)の老化が極端に進んでしまっているため。彼は劇中で幾度も服薬しているシーンがあるが、これは老化を抑えて寿命を延長する薬品で、効果が切れると猛烈な激痛が全身を襲ううえ長期間服薬を続けると癌の発生率が飛躍的に上がるという副作用があり、時折彼が苦悶する姿が描かれていたのはそのため。

こういった経緯から「人の命さえも自由に操作できるという思い上がった人類の業」そのものを強く憎むようになる。こと、その始まりであったアル・ダ・フラガとユーレン・ヒビキ博士に縁のあるムウ・ラ・フラガとキラ・ヤマトを特段敵視していた。彼がザフトに入って軍人となったのは世界に争いを蔓延させ勢力を問わず人類を抹殺するためで、ザフト軍人として地球連合軍と戦うだけでなく極秘にJOSH-Aに潜入して情報屋と接触したりフレイを拉致したり、そのフレイにNジャマ―キャンセラーのデータを地球軍へ渡させることで核攻撃を誘発したりとかなり暗躍している。また、カナード・パルスを焚きつけてキラを殺させようとした。最終的にキラ・ヤマトとの決戦においてヤキン・ドゥーエの自爆とジェネシスの発射を連動させるという事実を明かし「尽きることのない人類への憎悪」を噴出させつつも「それでも止められるならそれでいい」と世界に選択を委ねた。果たして、彼は自分自身を生み出したユーレン・ヒビキ博士の息子ともいうべきキラ・ヤマトの手で倒されることとなった。

>つまり、ラウは人のエゴによって理に反して生み出され、見捨てられた生物として不完全な人間なのである。

>こういった経緯から「人の命さえも自由に操作できるという思い上がった人類の業」そのものを強く憎むようになる。

これは、一種のジョーカー事件の犯人の思考形態



凶悪犯罪を犯す人たちには、次の特徴があると原田教授は言う。
親族、愛する人、仕事、社会的つながりがない
社会に絶望していて、社会に対して強い敵意を抱いている
自殺願望もある

匿名を希望した犯罪学者は、「テロのようだが、テロではない」と言い、次のように語った。
「秋葉原(事件)は多くの人々を狙った殺人だった」
「普通の人、弱い人、いじめられてきた人による犯行だった。そうした人はストレスをため込みがちだ」
「また、自殺願望があり、『どうぜ自殺するなら他の人も道連れにしよう』と考える。自らの境遇を他人のせいにしたがる特徴がある」


さらに


最終的にキラ・ヤマトとの決戦においてヤキン・ドゥーエの自爆とジェネシスの発射を連動させるという事実を明かし「尽きることのない人類への憎悪」を噴出させつつも「それでも止められるならそれでいい」と世界に選択を委ねた。

これは、ちょうど・・・


こうした低い価値観に踊らされて努力し成功を収めたとしても、“能力主義的な競争に勝った人たちは、負けた6割~8割の人を馬鹿にする(30分)”ようになると伊藤貫氏は話しています。

ラウは自分で努力して、地位を勝ち取った・・・さらにいうと、CE世界のプラントは、能力主義社会で、宗教も枯れ果てている。

自分が世界を壊して、何が悪い。


それが、新自由主義の行き付く先なのである。


思考力に欠けた欧米エリートは核兵器や生物兵器で人類を死滅させる可能性がある

ガンダムシードシリーズは、正直胸糞悪い世界の話である。

ちょうど、あの時代の胸糞悪くなっていく日本・集団的西側の反映だったわけである。


能力主義ってのは「組織の人事」では必須だが、社会にその思想を持ち込むと容易に優生思想に化ける。

「優劣共に所を得しめん」諸葛亮出師の表

とはならない。

さらに能力主義&新自由主義の、弱肉強食社会だ。

ガンダムシードは、見事に「2000年代の社会の行き付く果て」が「地獄」であるのを予言した・・て言える。


ガンダム種のあの時代で「人類世界」をぶっ壊そうしているのは、毎度「一種の行き過ぎたリベラル思想」だったのだよね。

パトリックザラの「地球にジェネシスをぶち込む」

デュランダル議長「ディステニープラン」

あとアウラとファンデーション王国の「ディステニープラン」

みんな「反対する奴は皆殺し」だからね。

さらに、クルーゼの「人類皆殺し」も、ポルポト思想の行く就く果て。


にしても・・・


クルーゼが、「クローン人間」の呪いと、「メルトクラシー」{能力主義}の呪縛からは、死ぬことでようやく解放された・・


「無職転生」で、主人公が、「いじめで引きこもりになった」ことが、死ぬことで解放されることから始まるのと同じなのが、少し戦慄する・・・

前世では高校時代の虐めが原因で34歳まで引きこもって両親の葬式にも出なかったため、兄弟に家から追い出されてしまい、直後にトラックに轢かれかけた高校生3人を助けようとして事故死した。

イジメの心の傷・精神疾患は・・・クローン人間の失敗の「短命の宿命」と同じくらいに、すさまじい「呪い」なんだね・・・


あと・・・だからって言ってもいいのだろうが、保守思想が良いって、日本では言えません。

日本の保守は「天皇リベラル~ていうか天皇カルト」だから、反対するのモノは消されますからね。



まあオタクで無ければ、わからん記事だろうけど・・・こんな感想を持ったわけです。



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