ようやくか・・・


 より

上記文抜粋
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「マインドフルネス」を導入したがる企業はじつは危ない?…禅僧が指摘する「瞑想ブーム」の弊害

ストレス軽減、集中力アップなどの効果があるとして、近年、世界的なブームになっている「マインドフルネス」。しかし、YouTube「大愚和尚の一問一答」が人気の禅僧で、新刊『自分という壁』も好評な大愚元勝さんは、「単なるハウツーとして、マインドフルネスを学ぶことには危険性がある」と警告します。一体どうしてなのか、その理由を解説していただきました。

単なるハウツーとして考えていないか
Photo by iStock

 みなさんはお坊さんに対して、ありがたいお話をしてくれる人――そんなイメージをお持ちではないでしょうか? 
 法事のときに説法を聞いたことがある方は多いと思いますが、時には企業の講演会などに呼ばれてお話をすることも珍しくありません。

 私自身もそういった機会をいただいてお話ししたり、YouTubeで『大愚和尚の一問一答』というコンテンツを設けたり、みなさんの悩みに少しでも答えられるように努めている次第です。

 ただし、なんでもかんでも無作為にお受けしているわけではありません。

 仏教の瞑想と関連づけて「マインドフルネスを教えてください!」という依頼をいただくことがたびたびありますが、私は丁重にお断りしています。

 なぜかというと、単なるハウツーとして「マインドフルネス」を学ぶことには危険性があると考えているからです。

オファーの裏に見えた恐ろしい意図

 「マインドフルネスを教えてほしい」というオファーには、「社員のストレスを軽減させるためのツール」として瞑想を利用しようとする企業側の意図が見え隠れしています。

 かつて依頼をいただいた企業に足を運んだことがありましたが、そもそも会社の在り方や、働き方のしくみ自体が社員にストレスを与えている――その現実を目の当たりにして恐怖を覚えました。

 「ストレスを感じない社員にしてくれ」

 「社員の心を麻痺させてくれ」

 そのようにすら聞こえてしまいます。

 そのような職場に必要なのは、マインドフルネス云々ではなく、社員がストレスを溜めずに働けるような環境づくりや根本的な経営改革でしょう。

 あまり良い例えではありませんが、これではDVを受けている被害者に対して、加害者側が「この人にDVの苦しみを感じさせないようにしてください」と私に依頼しているようなものです。

 悪名高い新興宗教などでは、DVのような被害ですら指導と称しているようですが、それこそカリスマ的な指導者がいると「私はあなたのためを思って指導のために叩いているんだよ」などと言い出すわけです。

「うわべだけの模倣」は悪循環を生む

 このような思想の持ち方は非常に危険です。

 日本では「自己責任」という言葉がひとり歩きする風潮もあり、マインドコントロールひとつをとっても「騙されるほうが悪い」という考えが根強い傾向にあります。

 マインドフルネスに限らず瞑想ブームが起こると、大半がものごとの表面だけを見て真似をしたがる傾向にあり、その本質まで探究しようとする人は残念ながらほとんどいません。

 しかし、うわべだけをなぞっても根本的な解決にはならないのです。

 先ほどの企業などの例も悪気があるわけではないのかもしれませんが、社員の環境や働き方を見直していくのではなく、本質をとらえずに「今、流行りのマインドフルネスを教えてください!」とかたちばかりを優先させることに問題があるということです。

 もともと瞑想というのは集中してものごとの本質に気づくことでもあるので、そこを理解せずにただのツールとして模倣していたら、悪い方向へと導かれてしまうことはいうまでもないでしょう。

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抜粋終わり

倫理や戒律の無い瞑想は、魔境~洗脳の一つでもある。


こういう言説が大手でようやく出だした。

なんか変わり始めているのかな。

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