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残業時間別、失うもの一覧。

こんにちは、たいしです。

会社に勤めて5年になりますが、昨年までの私はひたすら残業しまくっていました。
「ブラック企業に勤めている」というより、仕事で評価されるのが楽しくて、ついつい量をこなしてしまっていたんですよね。
(ブラック企業かどうかは言及しないでね)

しかし、社会人を経験する中で徐々に価値観が変わってきて、昨年の終わり頃から急激に残業を減らすようになりました。
今では定時に仕事を切り上げて、noteを書いたりYouTubeの編集をしています。

考えてみればこの5年間で、残業0時間/月から残業120時間/月(80時間強はサビ残)まで経験してきました。
日本人の平均残業時間は47時間/月と言われていますが、それがどれくらいの負担なのか、何となく理解しているつもりです。

残業の酢いも甘いも経験してきた私だからこそ、これから社会人となる学生さんにお伝えできることがあるのではないか…。そんな風に思うのです。

そこで本日は、「残業時間で失うもの」を一覧にしてご紹介いたします。
若手社会人、そして学生必見です。ぜひ読んでください。


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○スケジュール○
起床:8:00
出社:8:30
開始:9:00
終了:18:00
帰宅:18:30
就寝:24:00

○フリータイム○
5時間半

○睡眠時間○
8時間

○失うもの○
なし

残業0時間。素晴らしい。
これぞ日本の働き方の理想です。国民栄誉賞。

フリータイムが5時間半あるので、ご飯とか諸々差し引いても、毎日一本映画観ながらワインを飲むほどの余裕があります。

急に可愛い後輩から、
「先輩……よかったらこの後、飲みに行きませんか?二人で…////」
とお誘いを受けたら、その場でPCを畳んで少し背伸びしたイタリアンを予約することももちろん可能です。

素晴らしいナイトタイムをお過ごしください。


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○スケジュール○
起床:8:00
出社:8:30
開始:9:00
終了:19:00
帰宅:19:30
就寝:24:00

○フリータイム○
4時間半

○睡眠時間○
8時間

○失うもの○
なし

残業20時間でも、正直まだまだノーダメージですね。
予定のない日はゆったりとマッサージ機に座ってポケモンのランクバトルに勤しむ余裕はあります。

家事を一通り終えてからnote書いたり動画編集する余裕はあるので、副業をするには十分な時間があると言えます。


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○スケジュール○
起床:8:00
出社:8:30
開始:9:00
終了:20:00
帰宅:20:30
就寝:24:00

○フリータイム○
3時間半

○睡眠時間○
8時間

○失うもの○
自炊

日本人の平均残業時間ですと、およそこのようなスケジュールで平日を過ごすことになります。

残業が40時間に達すると、20時半に帰宅することになるので、段々と自炊をしなくなります。
元々しない方もいるでしょうが、外食やコンビニ弁当が続くことになるので、血液検査の値が少しずつ上昇していく人も多いのではないでしょうか。


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○スケジュール○
起床:8:00
出社:8:30
開始:9:00
終了:21:00
帰宅:21:30
就寝:25:00

○フリータイム○
3時間半

○睡眠時間○
7時間

○失うもの○
余裕

残業60時間からは、雲行きが怪しくなってきます。
携帯を見つめながらぼーっとしていたら日を跨ごうとしていた、なんてことがザラになりますね。

ただ、ここまで忙しければ同じチームのメンバーも忙しいはず。
密かに憧れていた3つ上の綺麗めな先輩と帰りのエレベーターで一緒になって、軽く飲み行きましょうかとBar(ヴァー)でウイスキーのロックを煽るなんてことも、出来なくはない時間ではあります。

…しかし、21時終わりが連続すると、徐々にミスが増え始めますし、それに伴って仕事が嫌になっていきます。
人生から余裕が消えるのです。


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○スケジュール○
起床:8:00
出社:8:30
開始:9:00
終了:22:00
帰宅:22:30
就寝:25:30

○フリータイム○
3時間

○睡眠時間○
6時間半

○失うもの○
平日のプライベートな時間

残業80時間に達すると、平日からプライベートな時間が消えます。
体感ですが、残業60時間と比較して、人生において仕事の占める割合が一気に増えるイメージです。

毎晩動画をあげるYouTuber・レジスタンスだけが楽しみとなります。
ストロングゼロをコンビニで買って帰るようになるのも残業80時間から、という研究結果も発表されているとかいないとか。


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○スケジュール○
起床:8:00
出社:8:30
開始:9:00
終了:23:00
帰宅:23:30
就寝:26:30

○フリータイム○
3時間

○睡眠時間○
5時間半

○失うもの○
睡眠時間、感情

そこの学生さん、このスケジュールを見て他人事だと思ったでしょう?
気づいたらオフィスにほとんど人が残っていない、けどアドレナリンが出ているからまだ仕事は出来ている、なんてことは社畜にとっては日常茶飯事なのです。

残業100時間に達する場合、プライベートな時間に加えて睡眠時間も奪われるのは覚悟する必要があります。

やりたい仕事や将来に繋がるならまだしも、やりたくもない仕事、スキルが積み上がるわけでもない仕事において残業100時間となると、本当に地獄です。
地獄から抜け出すためにただPCを叩き続ける………そんな毎日の中で、感情が抜け落ちていくのです。


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○スケジュール○
起床:8:00
出社:8:30
開始:9:00
終了:24:00
帰宅:24:30
就寝:26:30

○フリータイム○
2時間

○睡眠時間○
5時間半

○失うもの○
平日、気力、仕事の質

私の経験したMAXが、残業120時間です。

ほぼ毎日終電で帰宅し、軽くシャワーを浴びて、YouTubeを見ながら無心で缶チューハイを1缶飲んで寝る。あとは全部仕事。そんな毎日でした。
終電を逃して、自腹でタクシーで帰ったことも1回ではないです(その度に守衛さんに名前を聞かれて嫌だった)。

とにかく気力が出ない。興味が湧かない。感情よりもっと奥深くの大切なものが欠乏してしまったような感覚。辛かったです。

残業がかさむと仕事の質が落ちることはご理解いただけると思いますが、残業120時間のときは悲惨なほどガタガタでした。
気力とともに、仕事の質も”失い”ます。


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○スケジュール・平日○
起床:8:00
出社:8:30
開始:9:00
終了:24:00
帰宅:24:30
就寝:26:30

○スケジュール・土曜日○
起床:8:00
出社:8:30
開始:9:00
終了:17:00
帰宅:17:30

○フリータイム○
2時間

○睡眠時間○
5時間半

○失うもの○
土曜日、友人や恋人との関係

未知の領域、残業150時間。
120時間を超えると、平日はもちろん土曜日にも働くことになります。

平日は死んだ目をして会社に籠り、土曜日は17:00に仕事を終えて「定時上がりだー」と喜ぶ、そんな生活となります。

そうなってくると、休日に友人や恋人と遊ぶという思考に至りません。
周りとのコミュニケーションは次第に途絶えていき、やがて大きな溝が生まれます。
恋人においては尚更、一緒に過ごす時間が減れば距離が生まれてしまいますよね。

過剰な残業は、あなたを一人にしていきます。


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○スケジュール・平日○
起床:8:00
出社:8:30
開始:9:00
終了:24:00
帰宅:24:30
就寝:26:30

○スケジュール・土曜日&日曜日○
起床:8:00
出社:8:30
開始:9:00
終了:19:00
帰宅:19:30

○フリータイム○
2時間

○睡眠時間○
5時間半

○失うもの○
日曜日、人生

ラスト、残業200時間です。
週7勤務でようやく達する数字です。

何度も言いますが、好きな仕事であれば止めません。人生をかけて挑戦してみればいいと思います。
しかし、やりたくもない仕事に自分の全ての時間と労力を注ぐのであれば、それはもう人生を失っているのと同義です。

果たしてその人生に意味はあるのか、今一度考え直してみる必要があるのかもしれませんね。


残業が多くても、今の環境で頑張りたいんだ!という方は、こちらの記事をぜひ読んでください。
時間がないなら時間を買う、人生において重要な考え方と方法論を記載しています。


学生のみなさん、自分がどんな人生を送りたいか、どんな事柄で勝ちたいのかをじっくり考えてみてください。
違うなと思ったら引き返しても良いのです。それが若者の特権です。

私も含めて、全ての人が自分の望まない人生を送ることのないよう、これからも発信し続けたいと思います。
私も頑張って会社やめるので、もし悩んでいる方がいらっしゃったら、一緒にグッと力入れましょう。

ではでは、またお越しくださいませ。

サポートいただけますととても嬉しいです!!いつもありがとうございます。