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ケニア・キベラスラム - ジンジャからバス移動

ウガンダから更に東に向かい、有名な国ケニアに向かう。
ケニアはサファリで有名な国かと思う。
昔テレビで見たマサイ族の集落があるのもこの国である。
東アフリカ周遊の最後の国として、基本的には通過点的な位置づけで首都ナイロビを訪れた。
ちなみにサファリに行くのはやめた。


ジンジャからナイロビへバス移動

ナイロビに向かう前は、ウガンダのジンジャという街に滞在していたので、そこから夜行バスでナイロビに向かうことにする。
バスの予約はGoogle Mapの下の当たり。


Mash Poaというバス会社のバスを予約することができた。料金は100,000シリング。

ただし、ジンジャから行くのはあまりおすすめしない。
例えばカンパラから出発するTrinity社のバスに乗ればナイロビまで70,000ウガンダシリングで行けるらしい。
Mash Poaも、オンライン予約の画面を見ると2,500ケニア・シリング(=3,000円くらい?)。
ということで、ジンジャにあるのは正規の事業所ではないので予約手数料的なものを取られてしまっていることになるのだと思う。
Mash Poaをオンライン予約しようとすると、ケニアの電子決済えであるmPesaで支払わなければならなかったのでオンライン予約はできなかった。

料金だけみたらジンジャからカンパラに戻り、安いバス会社に乗り換えたほうが安いことになるが、それは時間との兼ね合いもおあるだろう。

ということで、私はカンパラを19:30に出発し、ジンジャを21:30くらいに到着するというバスを予約してナイロビに向かうことにした、

乗車当日、21時位にはバス乗り場に到着。
すると程なくしてバスが到着し、乗り込め乗り込めと催促される。
早めに到着したなと思いながらバスの中まで進むと、「ごめん、君のバスは次のやつだ」と言われて降ろされる。

実際に私のバスが気たのは22:30くらいだろうか。当初よりも1時間遅れだが、まぁこのくらいなら想定の範囲内といったところだ。
なんか最近バス運がついていなく、自分の前の人が最大限に背もたれを下げてくる。
周りを見渡してもそんな人は多くないのだが、私の前だけそんな感じ。まぁ爆睡できるんだけどねそれでも。

今回の国境越えでは一つ不安があった。
私はルアンダで発行された東アフリカ観光ビザというビザを持っており、これがあれば本来はルワンダ・ウガンダ・ケニアの3カ国に渡航が可能になる。
しかし、2024年のケニアビザ不要化(eTAという申請が必要ではある)されたことにより、東アフリカ観光ビザだと国境でいちゃもんを付けられるという体験談があるのだ。
その場合は、嘘か真かeTAの申請料として現金で35ドルを国境の審査官に要求されるのだとか。
一応、事前に日本のケニア大使館にもメールで確認したら、東アフリカ観光ビザで入国できると回答を頂いた。
しかし、こればっかりはその審査官の気分次第。

面倒だからなんか言われたらちょっとだけ反抗して、35ドル払うかという腹づもりで向かった。

そして国境に向かい、列に並ぶ。あまりにも効率化されていない国境で、長時間並ぶことになった。
その間にGoogle Mapでこの国境のレビューとか見ていると、日本人が書き残したレビューを見つけた。
曰く、東アフリカ観光ビザを持っているのに35ドルも取られた。恐喝まがいに怒鳴られて、身の危険を感じたので払わざるを得なかったということだ。そして、対応した人の顔つきでアップしているではないか(本当はやめたほうが良いです)。
そしてその写真の人(見た感じここのボス)が今日もいるな。これは請求されるなと覚悟していた。

そろそろ私の番だなという頃に、一人の女性が裏で個別に事情聴取され始めた。おそらくウガンダ人でもケニア人でもないと思われる。
そして、そのボスがその人につきっきりになり始めた。
そんなときに私の入国審査が始まる。東アフリカ観光ビザを見つけ、少し考え込む担当者。
そして担当者は件のボスを呼びつける。しかしボスは他の対応で忙しそうでつかまらない。
めんどくさくなったのか、私の入国審査はそのまま滞おり無く進み、追加料金を払うこと無く通過できた。

ボスに捕まった女性について、理由まではわからないがやはりお金を要求されたらしい。(盗み聞きした)
悪いやつはいるもんだ。
国共通るバスで外国人を見つけて、それぞれで35ドル要求してたら懐に入る金はけっこうになるもんな。

ということで、これからこのルートで国境超えする場合、2024年4月時点では、

・東アフリカ観光ビザがあれば入国は問題ない
・eTAの申請は必要ない(日本のケニア大使館にも確認しました)
・このビザは無効と審査官に言われても、それは審査官が金を巻き上げようと思っているだけ
・ただし言われてしまったら、例え正論で返しても入国させてもらえるかは不明

 こちらとしては大使館に助けを求めたりするしか無く、その間バスを待たせると思うとその程度の値段なら払ってしまいそう
 少数いるクソみたいな人のせいでその国の印象が悪くなりますね

その後バスはケニア内のガタガタ道を進む。それでも私は割とすぐに爆睡。

出発は遅かったが、当初の予定時刻とほぼ遜色なくナイロビに到着した。

宿はウェストランドという方面で予約をしていたのだが、ちょうど近くで止まったのでそこで降りて徒歩で向かうことにした。

ウェストランド散策

安全そうとは言ってもここは危ない都市として知られているので、変に撮影とかはしないでおこう。
でも、宿があるウェストランド付近は割と安全という話を聞いたので街をぶらぶら。

確かにけっこう外国人も歩いていて、現地の人もビジネス風の格好をしているのでここは安全そう。

大きなショッピングモールもあり、なんでも売っているスーパーマーケットもあって、ここなら住める感がすごい。

スーパーあるから困らない
ウェストランドは落ち着いた雰囲気
立派なショッピングモール

現地の人が行きそうな食堂も見つけ、お腹をいっぱいにすることもできる。
後からナイロビ中心部にも行ったが、宿泊するならこちらのエリアをおすすめ。
Uber使えば中心部まで200円くらいだし、落ち着きはすごい。

キベラスラム訪問

アフリカ最大のスラムである、キベラスラムの見学ツアーに申し込んだ。
ツアーは、日本人御用達というジョセフにお願いした。

乗り合いバスでキベラへ

キベラスラムは、ナイロビの中心部から車で20分ほどに位置する、アフリカ最大のスラムである。
その面積はかなり広大であり、普通の場所からは全てを見渡すことができない。

入口
もはやこれは壁と呼べるのだろうか
晴天とスラム

スラムの中はかなり入り組んでおり、恐れずに言えばみすぼらしい家がギュウギュウ詰めになっている。
そこらかしこで子どもたちも遊んでいる。ほとんど物乞いはしてこない。

子どもたち

後から聞くと、ここのスラムの子供は外から来た人に物乞いをしないように教育を受けるそうだ。
外から来る人が自分たちにとって援助などをしてくれる大切な人だと認識しており、なるべくのホスピタリティを持って接しているのだとか。

色々見せてもらったが、なんだか人のつながりはありそうだなと思ったのが1番だった。正直スラムではあるが、結構インドのそこらへんとかと汚さは変わらなく感じた。まぁこの狭さと汚さに多くの人が住んでいるという意味ではこちらの方が凄まじい状況ではあるけど…

回収されないゴミ

それでもここに住んでる人は笑って助け合いながら普段の日常を過ごしているように感じられた。

もちろんこの状況をどうにかするために、教育は必要。その教育を受けた人がお金を得るため仕事が必要。必要なのだが十分な教育も仕事も今はないため、ここで産まれた人はここで生きていき、外で生きていけなくなった人はスラムに入ってくる。

そんな人たちもきっと何か得意なことがあるはずで、そこ得意なことを発見できる場を提供できる教育が必要だなということでジョセフとは話がまとまった。

私も未だに得意なことが見つからないので早く見つけなければ。

ナイロビ中心部散策

色々な流れもあり、ナイロビ中心部も少しの間散策することになった。

ナイロビの中心部では、下のマップに位置するかなり暗めのパブも訪問。
ここは前述のジョセフにつれていってもらった。
プラスチックのカップのビール(ぬるめ)1杯で60ケニアンシリングとかだから、値段はなかなかに安い。
ただ、音楽ががんがんにかかってて会話がしにくかったな。僕は会話がしたかったのだけれど。

場末感あふれるパブにて

あとは、色々とトラブルの記事を読んだことがあったので写真は自重したけど、一人でも日中のナイロビをぶらぶらしてみた。
かなり混雑しているのでスリには注意だけど、逆に混みすぎていて大胆な犯罪には巻き込まれにくいんじゃないかなとも感じた。
いや、そういう油断している人が首絞め強盗とかに巻き込まれるのかもしれないけど…
普通に歩いている限りでは、身の危険を感じることはなかった。ビデオ撮影とかは流石にするの怖くてやめたけど。

あとがき

キベラスラムツアーは参加してとても良かったと感じた。
日本という国で生まれ育っただけでかなり恵まれているということを改めて実感した。

ジョセフは自分の目線からではあるけど、いろいろなことを説明してくれてツアーガイドとしてはおすすめ。

一点気になったことは、彼の飲食代を当然のように私に請求してきたこと。
昼食と、その後こちらから頼んでいないけどパブに行ってビールを飲んだ代金は、伺いもされずに当然のように全て私に請求された。
もともと食事とか行くことになればこちらで払おうと思っていたのでお金については良いのだが、一言も断りや感謝が無いのは気になった。

その割に、「僕はあんまりお酒飲まないんだ。このパブにいる人みたいに昼から飲んで酔っ払って生産性が無いのが嫌だ」と言っていた。
でも、私が払うからか結構飲んでいたと思う。そのちぐはぐさにはちょっと疑問であった。

そこが気にならないのであれば彼のガイドはおすすめです。


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