見出し画像

【パラグアイ】イグアス日本人居住区 - 大人の夏休み

イグアスの滝を観光し終えた後は、パラグアイへと入国する。
一般的に外国人旅行者にはあまり人気のない国であるが、日本人は多く訪れる。
それは、ここに日本人居住区があり、長旅に疲れた旅行者がほっと一息つくスポットになっているためである。

フォズドイグアスからイグアス日本人居住区へバス移動

まずはパラグアイの国境の町「シウダー・デル・エステ」まで行く。

フォズドイグアスのバスターミナル横にあるパラグアイ行きのバスが停まるバス停からバスは出発。
時刻表は無いが、待っていればいろいろな会社のパスがやってくる。
15レアルだったかな。現金のみ。

パラグアイ行きのバス乗り場

バスに乗るときにチケットをくれと言えば発券してくれる。国境で一旦バスを降りなければならず、その際にバスは待ってくれないが、これがあれば国境を超えた後に同じ会社のバスが通りかかればまた乗れるらしい。私は乗っていないので詳細は不明だが。

国境で降りたいアピールをしていたら、バスは国境で停まってくれた。ここで降りたのは私一人だけ。他の人達は現地の人たちなのだろう。
バスを降りたら進行方向左側にある坂道を登っていく。この先にパスポートコントロールがあるらしい。

出国手続きを終えた後
あの建物でブラジル側のパスポートコントロール

ここの窓口はわかりにくいので、係員に聞いたほうが確実。
パスポートにスタンプをもらったらそのまま進み、国境の端の方へ。向かって橋の右側の歩道を歩きパラグアイ側へ。
橋を渡りきると、いずれパスポートコントロールの建物が見えてくる。
これも油断していると見過ごす。不法入国にならないようにしっかりともらわなければ。

大きな川を越える橋を渡る
見えてくるのはパラグアイ側の入国審査

無事スタンプをもらえたら、イグアス日本人居住区まで向かう。近くのバス停からも乗れるようだが、勝手が分からないのでまずはバスターミナルまで行くことにした。
自分が乗っていたバスが来ればそれに乗ってバスターミナルまで行けるのだが、いつ来るのかわからなかったので、もう歩くことにした。だって余分な金払いたくないし。まぁ運動もしないとね。

という判断が間違いだった。暑い。暑い。遠い。
でも街の雰囲気も見れたし良かったと考えよう。バスターミナルに着く直前に、国境まで乗ってきたバスと同じ会社のバスが横を通ったのは仕方がないことだ。

緑色のローカルバスに乗り込み、41km地点まで行きたいと伝える。するとすぐに理解してくれた。
料金は20,000グアラニー。現金のみ。

このバス乗ればイグアス日本人居住区まで行ける


途中、前述した国境近くも通ったが、そのときには結構社内が混んでいて座れなさそうなので、荷物があって席確保したい場合はバスターミナルまで行くのが吉。
下の地図あたりにバス停があって、同じバスが通るのでお好みで。

GPSで場所を確認しつつ、41km地点で降車。

日本人居住区での日々

2泊をペンション園田で、3泊を民宿小林で過ごした。

1日目の到着日は、居住区を散歩しつつ、公園にあったブランコに揺られる。
夜は園田のお母さんがウェルカムおにぎりを作ってくれて舌鼓を打つ。うまいうまい。

これがまたうまいのだ
園田さんにいる秋田犬「ルナ」

2日目は、園田のオーナーが館長を務める移住資料館で園田さんの説明を聞きつつ移住の歴史を学ぶ。
今もパラグアイに移住する日本人は増えており、永住権の条件は2年間パラグアイに住むというだけ。
ちょっと心が揺さぶられる。

3日目は民宿小林に移動。
昼食に、久々の味噌ラーメン。

夜はすき焼き。

4日目5日目は特に何をするでもなくだらだらしながら犬と遊ぶ。
こいつらは外に散歩に行くと、リード無しで着いてくる。戻るよと声をかけてUターンするとそれにも着いてくる。
はぁ。かわええ。

ブラウンさん
らっきょさん
散歩
小林さんの庭

もう数泊しようかとも思ったが、堕落していく自分が恐ろしくて6日目に移動を決めた。

小林のトラベルブックには、TwitterやYouTubeで旅界隈で有名な人達の記述がたくさんあり、これを読むのも面白かった。

あと、最終日は少し時間があって小林のお母さんの身の上話を少し聞かせてもらえた。
ここでの苦労。強盗に入られた話。日本への出稼ぎ。多くの人との出会いとそれによる人生の転機。善意は巡り巡る。
結局は人とのつながりである。大変なときに手を差し伸べてくれる人がいる。その善意をつなげて行くことが大切。

私自身、そう人付き合いが得意な方ではない。だが、せっかく巡り会えた人とのつながりは大事にしたいと考えている。この姿勢はそのまま続けて行きたいな。

夫婦・家族のあり方についても少しお話し、私としては完全に同意。ただただ、そういう考えでない人も世の中いるんだなぁ。
自分と異なる考えの人との付き合いも楽しいと思っていたんだがなぁ。

あとがき

世界一周者にとって心落ち着く場所だと思う。南米旅行序盤に訪れてしまったが、終盤に訪れたらさらにもっと長居してしまっていただろう。

この記事が参加している募集

#一度は行きたいあの場所

53,335件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?