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『ここが1番楽しそう』という直感だけで決めたインター幼稚園入園について親思う。

現在私たち家族は中国在住。昨年4月から日系の幼稚園に通っていたけど、コロナの影響で帯同家族が一気に少なくなり日本人減少。残念ながら通っていた幼稚園は今年3月で閉園となる。

急遽新しい幼稚園探しが始まった。ほとんどの人が日系の他の幼稚園に転園。日系はもうその幼稚園しかないので、日系に絞れば選択の余地はなく、1択。

我が家もその選択肢もあった。けど。けど、なんとなくしっくりこなかった。以前息子とその幼稚園に見学に行ったけど、息子も私もそんなに気にいるポイントがなく、その日系の幼稚園には入園しなかった。

ちなみに我が息子は4月生まれなので幼稚園選びを一緒に行った。なるべく本人が納得して通って欲しいと思ったから。だから今回また新しい幼稚園を選ぶ時も一緒に見学に行った。

ちょっと見学の過程は省略してしまうけど、結果、我が家はカナダ系のインター幼稚園に通うことに決めた。3月の閉園を待たずして1月から。2月から新しいセメスターが始まるので、慣れるのであれば早い方がいいかな、と思ったからだ。

このカナダ系幼稚園の決め手は『圧倒的に楽しい雰囲気』があったから。それだけ。比較的少人数で先生たちがとても感じが良くて、校舎もカラフルでハッピーな雰囲気が滲み出ていた。息子もとても気に入って、“ここの幼稚園にする!“と言った。

まぁじゃあオールOK!スムーズに決まってよかった!!!と一件落着案件なのだが、まぁやっぱり親としては不安がないとは言い切れない。英語も中国語も分からない中で相当頑張っている息子。元々社交性の高い子ではあると思う。緊張はしているけど嫌がる様子もなく、先週から頑張って通っている。言葉がよくわからない中で、自分の気持ちもうまく伝えられない中で息子は本当によくやっている。通い始めたその週は、息子の頑張りに感動しすぎて私が毎日泣いていたくらいだ。

『あーあ、ドラえもんがいて、英語が話せるようになる道具出してくれないかなー!』何気ない息子の言葉に思いっきり本音が表れていて私は泣きそうになる。

『言葉が通じないからとにかく挨拶は元気に笑顔で!そうすればみんながもっともっとK(息子)を好きになってくれるよ!』と伝えると、息子はその通り、元気で可愛い笑顔で先生に英語で挨拶をする。その姿が健気で可愛くて私はまた泣きそうになる。。。。

すごい、すごいよ我が息子・・・。

英語が話せるようになってほしい、とかではなく、“楽しそう“という理由で選んだ幼稚園。でも“楽しい“の価値観は人それぞれ。しかも言葉が通じない場所を“楽しい“場所にするにはある程度時間と努力が必要な気がする。息子も自分でここにする、とは言ったものの、まだ4歳。自分で自分の幼稚園を選ばせるのはある意味酷なことだったのか・・・選択肢を与えずにすんなり日系の幼稚園にみんなと一緒に転園、が一番“楽しい“選択だったかなぁ・・・

普段、決めたことに関しては後悔や振り返りをしない私が珍しくほかの選ばなかった選択肢について考えている。

なんでだろう。考えても仕方ないことなのに。

それはきっと息子のことだからだ。自分のことなら、自分で決めて、決めた道を正解にするために行動すればいいだけ。でもこれは4歳の息子のこと。たかが幼稚園、されど幼稚園。今の彼にとっては幼稚園という場所は大きな大きな社会、世界。彼はどんなことを感じているんだろう。

結局、親は見守るしかできないんだけど、彼が楽しい毎日を送れるように毎日しっかり、息子を観察すること。これが大事なことなんだよね。この経験が楽しかった!って思えるように。

子どもの順応性は凄まじいし、親が思ってるより強い。でも、同時に親が思ってるより頑張ってるし我慢してることもきっといっぱいあることを忘れないようにしよう。

世界にはいろんな人がいて、いろんな言葉があって、いろんな考えがあって、いろんな楽しさがあって、それを知った上で、息子は自分のやりたいことをやればいい。インターに通って、英語が嫌だと感じたのであればそれはそれで1つの貴重な発見。なんでもやってみないとわからないよね。

とにかく親の私が心をフラットにして、息子の感じたことを一緒に面白がっていきたいな、と思う。

そう、受け入れる、とかではなく、面白がる。あぁ、しっくりくるな、この表現!

どんな経験も受け止めて面白がれる子になってほしいな。

だから私も面白がろう、息子の変化を!!!うん、このスタンスでいいんだ。

新しい環境で頑張る息子に、人生楽しんだもん勝ち!ってことを伝えよう。

さ!!笑顔で迎えに行ってきまーす!!!

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