丁寧な暮らしとは

近年、注目されている丁寧な暮らしについて考えてみます。

少し前から流行りだしていますが、これも現代の価値観や多様性から生まれたライフスタイルだと言えます。少子高齢化、狭いマンション住まい、晩婚化など、以前と比べて生活様式も大きく変化しました。

特に技術が発展したことによって、移動は早くなり、何時でも連絡ができるようになり、現代はさらに忙しくなったと言えるかもしれません。

その忙しい毎日でゆったりとした気持ちを取り戻すために、丁寧な暮らしを営むのが目的だと言えます。具体的には、食事に手間をかけたり、日用品にこだわったり、自然と触れ合う生活。


手間と時間をかける

丁寧な暮らしのためには、手間と時間を惜しまないことが大切になります。効率化や時短と言って慌ただしく過ごすのではなく、時間のかかる家事も料理もそれ自体を楽しみます。

掃除も掃除機やルンバではなくあえてホウキやハタキを使ってみたり、オーブンや煮込み料理に時間をかけて、待ち時間を楽しんだりするのも良いと思います。

メールではなく、手紙や葉書を送ってみるのも風情があって良いと思います。手間と時間がかかる分、思いが伝わりやすいという点もあります。



日用品にこだわる

暮らしの中で使う生活用品を愛を持って選び、丁寧に扱うことも大切だと言えます。安さや機能性だけで考えるのではなく、感性で選んでみるのも良いと思います。直感的に自分が好きなものに囲まれているだけで、素敵な暮らしになります。

例えば、日用品も百均や量販店で売っているものでもなく、職人が作った本物で使いやすい製品を買ってみたり、自分が本当に使いたいものを選んでみるのが丁寧な暮らしに繋がります。

そして愛を持って丁寧に使うのをおすすめします。職人が作った道具というのは、大事に使いメンテナンスをすれば一生使えます。使えば使うほど、愛着がわき、劣化せず経年優化として日々育てることもできます。


自然と触れ合う

部屋に花を飾ってみたり、水槽を置いて金魚を飼ってみたりすると、忙しい暮らしの中で自然を感じさせてくれ、暮らしがちょっと豊かになります。

植物も動物も、お世話が必要です。植物は水を替えたり太陽に当てたり、金魚もエサをあげたり水を変えたりします。その時間と手間を楽しむことができれば、暮らしはもっと豊かになりますね。

こちらも愛を持って接することが、コツだと言えます。家族のように、植物や動物を育てることで、愛着がわきストレスも減っていきます。


最後に

丁寧な暮らしも、一つの暮らし方です。ストレスを抱えている人や忙しい人は丁寧な暮らしを試してみる、ぐらいで考えるのが良いかと思います。


こちらでサポートして頂いたものは、日本の伝統工芸・モノづくりのために使わせて頂きます。